概要
株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は、2021年5月7日から5月9日の間に、全国の20代~80代の男女2,204人を対象として、「新型コロナウイルス流行に係る生活の変化と孤独に関する調査」(以下「本調査」)を実施しました。
本調査では、新型コロナウイルス流行後、若者や既婚者など、これまでの孤独のイメージとは異なる層にも潜在的な孤独が存在することが明らかになりました。
主な調査結果は以下の6点です。
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1.
20代~30代の若年層の2人に1人が日常において孤独を感じている。
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2.
既婚者や一人暮らしでないひとも3人に1人が日常において孤独を感じている。
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3.
女性の中でも、一人暮らしの女性、または既婚の女性がコロナ禍で孤独を感じることが増えている。
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4.
医療系・福祉系の職種で孤独を感じているひとのうち、4割以上が相談したくても、する相手がいない状況。
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5.
在宅勤務実施者は母数は少ないものの、在宅勤務を実施してないひとと比較して孤独を感じやすい。
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6.
新型コロナウイルス流行前と比較して、世帯収入・世帯貯蓄が減ったひとのうち約7割が孤独を感じる頻度が増えている。
調査概要
【調査名】「新型コロナウイルス流行に係る生活の変化と孤独に関する調査」
【調査実施期間】2021年5月7日~5月9日
【調査手法】インターネットアンケート
【調査対象】全国の20代~80代の男女2,204人
【内訳】20代、30代、40代、50代、60代以上×男女の10セグメントにおいて各200名程度
※調査結果の数値は、総務省「年齢(5歳階級)、男女別人口(2020年11月平成27年国勢調査を基準とする推計値、2021年4月概算値)」に基づき、人口構成比に合わせてウエイトバック処理を実施
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