概要
NRIは、2012年から中国商業連合会が発表している「中国商業十大ホットイシュー」を元に、NRIが考える今後の中国流通・小売業界の展望を発信しています。
今回は、主に2020年の中国流通・小売業界動向を元に、2021年以降の展望の分析と日系企業にとっての事業機会を考察します。
2020年の中国流通・小売市場は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で実店舗業態を中心に打撃を受け、消費市場もマイナスとなりましたが、2021年以降は、政府の後押しもあり再成長に向かう見通しです。流通・小売市場は、デジタル化が加速しただけでなく、世界的なコロナ終息の見通しが立たないことを背景に、消費者も事業者も中国国内に目を向ける傾向が顕著になっています。このような環境下で拡大の兆しが見られているのが、これまでとは異なる「新プレミアム」市場です。
コロナ禍を経て変化した中国流通・小売市場の動向や、その中で拡大しつつある「新プレミアム市場」の拡大の背景と全貌についてご紹介します。
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