概要
野村総合研究所は、日本における中央銀行デジタル通貨のあり方を展望すべく、研究者や実務家を招聘して「通貨と銀行の将来を考える研究会」を2020年度から開催してきました。
2021年度は、海外主要国や国際機関での議論を参照しつつ、日本に固有の金融経済環境の下での中央銀行デジタル通貨の特性、つまり中央銀行デジタル通貨の「設計」とその運営の「枠組み」について、具体的な方向性を示すべく検討を進めました。
今般公表する報告書(統合報告)は、2021年12月に公表済の「設計」に関する議論の成果(進捗報告)に、その後「枠組み」に関する議論の成果を加えることで、日本における中央銀行デジタル通貨が具備すべき特性の全体像を示すものです。民間事業者や政策当局における今後の議論を一層活性化すべく、今回のメディアフォーラムでは報告書の内容や意味合いを説明します。
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