概要
NRIは、2012年から中国商業連合会が発表している「中国商業十大ホットイシュー」を 元に、NRIが考える今後の中国流通・小売業界の展望を発信しています。
今回は、主に2021年の中国流通・小売業界動向を元に、2022年以降の展望の分析と 日系企業にとっての事業機会を考察します。
2021年の中国消費市場は、上期までは高成長を維持したものの、下期は新型コロナ ウイルスの感染再拡大や自然災害などの影響で、期待通りの成長に至りませんでした。 2022年以降は、これまでと同じく中国経済を牽引する存在であるものの、高速成長から 質を伴う安定成長に変わっていくものと目されています。このような環境下で、 近年の中国消費市場で注目されているのは、消費の主役が70年代・80年代生まれの 中年層から95年以降に生まれた若年層世代に変わりつつある点です。
消費の主役交代によって、オンライン・オフラインともに新しい流通・小売モデルが
成長しています。これらは、既に海外展開も視野に入っており、
同じ若年層世代に受け入れられています。
今回の発表では、このような消費の主役交代が、中国の商品・サービスあるいは流通・
小売市場がどのように変化を遂げつつあるかご紹介します。
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