概要
野村総合研究所は、日本における中央銀行デジタル通貨のあり方を展望すべく、研究者や実務家を招聘して「通貨と銀行の将来を考える研究会」を2020年度から開催してきました。
2022年度は、個人による資金の受払に焦点を当てつつ、中央銀行デジタル通貨が導入された場合にどのような利用例(ユースケース)が考えられるか、その実現に必要なインフラやサービスは何かについて、日本に固有の特性を加味しつつ検討を進めました。
今般公表する報告書(最終取纏め)は、これらの点に関する研究会での議論の成果に、欧州や中国における設計や実験や国際機関における議論の動向を加えることで、日本における中央銀行デジタル通貨の利活用の展望や課題を示すものです。民間事業者や政策当局における今後の議論を一層活性化すべく、今回のメディアフォーラムでは報告書の内容や意味合いを説明します。
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