概要

NRIは、2012年から中国商業連合会が発表している「中国商業十大ホットイシュー」を元に、NRIが考える今後の中国流通業界の展望を発信しております。

今回も主に2018年の中国流通業界動向を振り返り、2019年以降の展望の分析と日系企業にとっての事業機会や留意点を紹介いたします。

中国の経済成長を牽引している消費市場は、16年ぶりに一桁成長に落ち込んだものの、今後も安定した成長を続けると見通しております。
流通業界においては、2016年に提唱された「新小売」を実現しようと、テクノロジーを積極的に取り入れた新業態にチャレンジしております。
ただし、決して順風満帆と言えず、課題が明らかになった一年でもありました。
これらの新業態へのチャレンジは、今後も続くと目される一方、一つ一つのビジネスや業態を強くするためにサプライチェーン強化や外資企業との提携など、質の深耕に投資する動きが出てきております。

中国流通業がこれまでに取り組んできた生態圏構築の成果と課題を振り返りながら、各社が質の深耕に向かいつつある動向をご紹介いたします。

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執筆者情報

• 劉 芳

  野村総合研究所（上海）有限公司　北京分公司

• 郷 裕

  ICTメディア・サービス産業コンサルティング部