新型コロナウイルスの拡大に伴って、各国政府はロックダウン(都市封鎖)や外出規制を実施、それによって市民の移動は大きく制限され、世界全体で観光業や飲食業、旅客輸送業などに大きなダメージを及ぼしています。経済危機を4つの経営資源であるヒト、モノ、カネ、データのフローの視点から見ると、今回のコロナ経済危機は「ヒト」の移動が制限されたこと、言い換えるなら「モビリティ・クランチ(移動がつぶされたこと)」に端を発する経済危機と言うことができます。
モビリティ・クランチへの対処として、社会のデジタル化が急速に進みましたが、今回のコロナ禍は、ヒトの移動が停滞すると経済にどのような影響を及ぼすのかについての示唆を与えてくれたのと同時に、第4の経済危機、すなわちデータの大規模な流通停止を端緒とする未来の経済危機を予見させるものでもあります。
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