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ワクチン接種先行国における接種率と感染状況から見た今後の日本の見通し

2021/05/25

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概要

新型コロナワクチンの接種が先行して行われたイスラエルやイギリス、アメリカでのワクチン接種率(人口比)と新規感染者数の推移を比べると、以下のような大まかな傾向が見て取れた。

  • 様々な行動制限策も相まって、ワクチン接種が始まってから1回目接種率が2割前後に届くまでの間に新規感染者数が減少へと転じ始めた。

  • 1回目接種率が4割前後に達したあたりから、新規感染者数の減少傾向が明確になり始めた。

  • 必要回数(主に2回)の接種率が4割前後に近づくにつれ、新規感染者数の抑制・低減傾向が強まった。

仮に感染の広がり方などに今後も大きな変化がなく、上記①~③の傾向が日本でも当てはまり、5月27日から3週間後に日本で1日最大100万回の接種が達成できるとした場合、日本が「1回目ワクチン接種率4割」に達する日を試算すると8月20日、「必要回数(2回)ワクチン接種率4割」に達する日は最短で9月9日という結果となった。なお、このケースにおいて、東京オリンピックの開会式が行われる7月23日時点での1回目ワクチン接種率を試算すると、29.2%という結果となる。
また、1日の最大接種回数が80万回となった場合には、日本が「1回目ワクチン接種率4割」に達する日は9月10日、「必要回数(2回)ワクチン接種率4割」に達する日は最短で10月1日になると試算される。 一方で、日本でも感染拡大が懸念されるインド変異株については、特に1回のワクチン接種時での有効性が低下するという指摘もあり、今回の試算の目安となる状況が担保されるには、特にワクチンの2回接種が相応の比率に進捗するまで、変異株のまん延を回避することが重要になってくる。

執筆者情報

  • 未来創発センター 戦略企画室 制度戦略研究室

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株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部
E-mail:kouhou@nri.co.jp