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ワクチン接種先行国における感染再拡大状況から見た今後の日本の見通し

2021/11/25

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概要

日本に先駆けて新型コロナワクチン接種を推進してきたワクチン接種先行国の中には、新型コロナウイルスの再拡大が起きている国もある事から、その中で日本と同じmRNAワクチンであるファイザー社、モデルナ社ワクチンを主に接種しているカナダとドイツの状況を分析した。

カナダとドイツの分析からは、

  • 1)

    新規陽性者の大半は、ワクチン未接種

  • 2)

    接種完了者によるブレークスルー感染も一定程度発生する可能性がある

  • 3)

    接種率の低い子供の感染拡大が全体としての感染拡大に切っ掛けになり得ると言った事が明らかになった。

以上の分析を踏まえて、日本でも同様に感染再拡大が起きた際の見通しを踏まえると、以下の点に考慮した対策が必要となる。

  • 感染リスク・重症化リスクが相対的に低い接種完了者が新規陽性者全体の8割を占めると予想される事を踏まえる
  • 未接種者を感染から守るための施策を採ると共に、仮に感染した際の医療体制を万全とする
  • 高齢者等から徐々にワクチン効果が低減し始める事を想定する
  • 子供の感染は保護者の休業リスクに直面する事への配慮を行う

今後の感染再拡大時の対応を考えるに際しては、従来の感染拡大期と異なり、国民の大半が相対的に感染リスク・重症化リスクの低い接種完了者である事を念頭に検討を進めるべきである。人類のコロナとの闘いはまだまだ続く。感染抑制と社会経済活動の両立を図る事こそが今後の対策に最も求められるべき事である。

執筆者情報

  • 未来創発センター 制度戦略研究室

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株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部
E-mail:kouhou@nri.co.jp