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「静かな地域愛着」が人々の幸福度を高めるカギ

~地域活動に参加しなくても地域に愛着を持つ「静かな地域愛着者」の実態と、とるべき施策~

2024年1月

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概要

生活者の幸福度を高めるためには、家族の一員、就労者、消費者、地域住民など、生活者が持つ様々な側面を考慮に入れることが重要です。野村総合研究所(NRI)では、2023年2月、全国の15~79歳の男女個人3,617人を対象に「日本人の生活に関するアンケート調査」を実施しました(調査概要は資料の末尾を参照)。その中で、「地域住民」という側面から、地域との関係が人々の幸福に及ぼす影響を分析しました。

【調査結果の要約と提言】

  • 居住している地域への愛着や地域活動 への参加が、人々の幸福度を高める。
  • 地域への愛着はあるが、地域活動には参加しない「静かな地域愛着者」がいる。
  • 静かな地域愛着者の割合は29.1%であり、その中で、幸福度が10点満点で8点以上の人の割合が38.8%と高水準(全体平均は31.1%)である。日本人生活者の幸福度を高めるためには、静かな地域愛着者を増やすことが方策の一つとして考えられる。
  • 静かな地域愛着者は都市部に多く、男性30代、女性20~30代で少ない。
  • 静かな地域愛着者を増やすためには、既存の地域活動への参加を促すだけではなく、文化・レジャー施設の充実や子育て支援の充実が有効な施策と考えられる。

執筆者情報

  • 広瀬 安彦

    未来創発センター 生活DX・データ研究室 エキスパート研究員

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株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部
TEL:03-5877-7100
E-mail:kouhou@nri.co.jp