概要
世界全体で環境問題が深刻化する中で、一方通行型の経済社会活動から、持続可能な形で資源を有効活用する循環型社会への移行を目指す動きが進んでいる。その中で、若い世代を中心に消費者は、環境と生活の両方を持続可能なものにする提案と自分ごと化を促す体験を求めている。また、先行的な企業は、モノのライフサイクルに着目して、製品に関連する資源循環率の向上、資源循環に参加する消費者の価値観の転換や体験価値の訴求を目的とした製品・サービスを開発し提供することで、循環型社会への適応を図っている。
今後さらに、循環型社会への移行が進み、消費者が製品に対して所有・使用よりもつながりを重視するようになることが想定される中で、企業が消費者に選ばれるためには、消費者というヒトのライフサイクルに着目して、消費者の生活にとって本当に必要なものは何かを考え、関係する企業や地方自治体とどのような製品を作り、自然も含めてどのような循環を実現するかを構想し、その実現に向けて協創することが必要になるのではないか。私たちはそういう社会システムが当たり前となる世界、従来のモノ起点からヒト起点の循環型社会へと移行する未来社会を描いている。
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