概要

NRIは、2012年から中国商業連合会が発表している「中国商業十大ホットイシュー」を元に、NRIが考える今後の中国流通・小売業界の展望を発信しています。
今回は、主に2023年の中国流通・小売業界動向を元に、2024年以降の展望の分析と日系企業にとっての事業機会を紹介します。

中国流通・小売市場は2022年に底を打ち、2023年は回復基調に乗りつつあるものの、Eコマースは一桁成長の時代に入り、リアル小売は全面回復と言い切れません。2024年以降は安定成長に戻る見通しの中でも、消費者のコスト・パフォーマンス重視の消費がますます顕在化しています。一方で、これまでの消費の中心だったY・Z世代の消費変化に加え、X世代が再び脚光を浴びるなど、新しい成長の道筋ができつつあります。

今回の発表では、今後訪れる安定経済時代に向けて、中国消費者の消費マインド変化、消費者を惹きつける付加価値がどのようなものであるかを分析し、値引き競争に陥らない方向性について考察します。

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執筆者情報

• 劉 芳

  野村総合研究所（上海）有限公司

  北京分公司（NRI上海　北京支店）

  マネージャー

• 岳 海蘊

  野村総合研究所（上海）有限公司

  北京分公司（NRI上海　北京支店）

  シニアコンサルタント

• 郷 裕

  Nomura Research Institute Consulting and Solutions India Pvt. Ltd.（NRIインド）

  Partner