異次元の少子化対策を掲げる政府のもとで、「こども家庭庁」が2023年4月に発足し、“こどもまんなか社会”の実現に向けた新たな政策や仕組みの導入が検討されています。
こどもの心身の健やかな成育を確保する観点や家族の身体的・精神的負担を軽減する観点から、入院中のこどもやその家族が安心して入院生活を送ることは重要な課題の一つと考えられます。
小児の入院患者への家族等による付添いについては、これまで、令和3年度に、厚生労働省で「入院患者の家族等による付添いに関する実態調査」が実施され、中央社会保険医療協議会(中医協)における議論を踏まえ、医療機関に対し、家族の方々に対する丁寧な事前説明が依頼・周知されました。
一方、令和4年11月から12月にかけて行われたNPO法人キープ・ママ・スマイリングの調査において、
- 家族に対して付添いに関する十分な説明がないこと
- 希望した付添い者に十分な休息・食事が確保されていないこと
等の実態や課題が改めて示されました。
こうした背景を踏まえ、本調査研究事業においては、入院中のこどもへの家族等の付添いについて、小児の入院医療機関を対象として、付添い時の家族等への食事や睡眠等に関する医療機関の取組状況や課題等について調査を実施し、付添い環境の改善に資する報告書と事例集を作成いたいました。
本調査研究にご協力くださった皆様に感謝申し上げるとともに、ここに報告書と事例集を掲載いたします。
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