株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は、ホールセール証券業務をサポートするバックオフィスソリューション「I-STAR/CORE」において、大阪取引所が2018年6月25日から導入した「フレックス・オプション」 ※1 への対応を行い、同日の6月25日からサービスを開始しました。
I-STARファミリー ※2 の中核をなすI-STAR/COREは、2018年1月の全面刷新 ※3 にともなってリアルタイム性、信頼性、拡張性が向上し、多様な取引形態に柔軟に対応できる基盤が整いました。フレックス・オプションで取引される銘柄情報は、取引当事者間で取引の合意がなされた後、取引所に登録され、取引所から金融機関等に配信されます。この銘柄情報の配信タイミングは、日中・夜間の計2回となっており、I-STAR/COREでは、配信タイミングに自動で取り込むことができます。
これによって、フレックス・オプション取引当事者であるI-STAR/COREのユーザー企業は、取引所で銘柄登録が行われた当日に、I-STAR/COREへの約定情報の入力および以下のポスト・トレード処理を行うことが可能となります。
- 建玉限度額管理 / 証拠金管理 / 会計計上
- マーケットルールに準じた法定帳簿や対外報告帳簿の作成
NRIは、今後も「株式等の決済期間短縮化」 ※4 など、各種の制度変更に迅速・的確に対応したソリューションを提供し、金融機関の業務革新を支援していきます。
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1 フレックス・オプション:取引当事者が、権利行使の価格とその行使日を設定可能なオプション取引のこと。詳細は次の大阪取引所 ニュースリリース(2017年9月27日発表)をご覧ください。
http://www.jpx.co.jp/news/2040/20170927-01.html -
2 I-STARファミリー:NRIが提供する金融機関向けのホールセール証券業務ソリューション群を指す名称。詳細は次のURLをご参照ください。
https://www.nri.com/jp/service/solution/fis/i_star_core -
3 I-STAR/COREの全面刷新:NRI ニュースリリース「ホールセール証券業務バックオフィスソリューション『I-STAR』を全面刷新」(2018年1月31日発表)をご覧ください。
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/0131 -
4 株式等の決済期間短縮化:詳細は、次の日本証券クリアリング機構 ニュースリリース(2017年9月28日発表)をご参照ください。
https://www.jpx.co.jp/jscc/cimhll00000001ri-att/Outline_T2_Settlement.pdf