株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は、2019年2月18日、事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が参加する国際イニシアチブ「RE100」
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に加盟しました。2050年度までに、事業で使用する全ての電力を、再生可能エネルギーで調達することを目指します。また、NRIグループの事業で使用するエネルギーの9割以上が電力であることから、NRIグループは、2050年度までに事業活動における温室効果ガス排出量をゼロに近づけることも目指していきます。
なお、NRIの加盟は、グローバルで165社目、日本企業では17社目となります。
NRIグループは、環境性能の高い新データセンターへのシステム移行や、東京本社をはじめとする主要なオフィスを環境性能に優れたビルに移転するなど、温室効果ガス排出量の削減を進めてきました。NRIは、再生可能エネルギー100%の実現に向けて、従来の取り組みに加え、膨大なエネルギーを消費するデータセンターをはじめ国内外の拠点において、各地域に応じた最適な再生エネルギー調達手段を検討し、再生エネルギーの利用を拡大していきます。
NRIは、RE100への加盟により、SDGs ※2 の達成に向けた取り組みを加速するとともに、企業理念として掲げる「未来創発」の下、環境負荷の低減を通じ、持続可能な未来社会の実現に貢献していきます。
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RE100:国際NGOであるThe Climate Group ※3 がCDP ※4 とのパートナーシップの下で運営する国際イニシアチブ(RE100は、「Renewable Energy 100%」の頭文字をとって命名)。加盟した企業は2050年までに事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーにする目標を宣言し、公表する。
●RE100ウェブサイト(英語) http://there100.org/ -
※2
SDGs(持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)):国際社会が2030年までに貧困を撲滅し、 持続可能な社会を実現するための重要な指針として、「国連持続可能な開発サミット」で設定された17分野、169項目の目標。
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※3:
The Climate Group:ロンドン・ニューデリー・ニューヨークに拠点を有する国際NPO。地球温暖化を1.5℃以内にするための気候変動対策を推進することをミッションに掲げている。グローバル市場や政策を牽引する企業や行政機関との強固なネットワークを通じて、気候変動対策の推進を更に加速させている。
●The Climate Groupウェブサイト(英語) https://www.theclimategroup.org/ -
※4
CDP:温室効果ガスの排出量削減や水資源と森林の保護のために企業や行政機関を先導する国際NPO。世界の機関投資家の支援を受けながら、数多くの企業や都市で使用されている環境情報開示システムを運営し、データ分析と専門家の知見をグローバルに提供している。
●CDPウェブサイト(英語) https://www.cdp.net/ja
【ご参考】
■NRIグループのサステナビリティに関する取り組み
・関連情報を集めたウェブサイト
■NRIグループのサステナビリティ・気候変動に関連するニュースリリース・お知らせ
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2019年1月25日 「WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)」に加盟
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2019/cc/0125_1 -
2018年9月20日 NRIグループの温室効果ガス排出削減目標が「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」の認定を取得
https://www.nri.com/jp/news/info/cc/lst/2018/0920_1 -
2018年2月16日 温室効果ガス排出量を2030年度に55%削減(2013年度比)
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/0216