株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)とRefinitiv(旧トムソン・ロイター社ファイナンシャル・リスク事業、以下「Refinitiv」)が提供する証券バックオフィス業務ソリューションは、2020年6月8日(ニューヨーク時間)、米国のFTFニュース・テクノロジー・イノベーションアワード2020 1 のベスト・ニュー・ポストトレードソリューション(Best New Post-Trade Solution)部門で受賞しました。

昨今、外国証券の取引量が急増しており、ポストトレード業務量が増えています。Refinitivの「BETAシステム 2 」に、NRIの外国証券を扱うバックオフィス業務向けの「I-STAR/GX」を組み合わせた統合ソリューションは、海外カストディ 3 とのSWIFT 4 接続から記帳までのSTP化 5 を実現し、業務効率の改善とオペレーションリスクの低減に貢献するものです。今回の受賞は、この両社のパートナーシップおよび統合ソリューションが高く評価されたものとなります。

受賞企業の選定や表彰は、世界30カ国以上から毎月1万人以上の金融機関関係者に閲覧される金融関連専門メディアであるFinancial Technologies Forum(以下FTF)が主宰しており、金融テクノロジー会社、サービスプロバイダーおよび監査機関を対象に、この1年間のソリューション提供・導入の功績をたたえることを目的としています。FTFがそれぞれの賞で複数の候補者を選出し、業界関係者からの投票数によって受賞者を決定します。FTFによる本表彰は、金融業界において広く認知され、高い信頼が置かれています。

NRIは今後もRefinitiv社とのパートナーシップを通じて、金融機関のグローバルビジネスにおける課題解決に貢献し、デジタル技術を駆使したソリューションを提供していきます。

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    FTFニュース・テクノロジー・イノベーションアワード2020
    詳細は https://www.ftfnews.com/awards/ftf-news-technology-innovation-awards-2020 をご覧ください。

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    BETAシステム:Refinitiv社が提供する証券会社のバックオフィス業務向けソリューション

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    カストディ:証券の保管、管理を行う業務

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    SWIFT:世界中で200以上の国家と地域で11,000以上の金融機関が利用する、資金決済、証券、財務、貿易に関する金融メッセージを送信するプラットフォームのことです。支払の実行あるいは決済のような共通した取引手続きを履行するために、構造化した電子メッセージによる相互接続が可能です。

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    STP:Straight Through Processingの略。取引データ取り込み後、手作業無しにシステムで自動処理されることを指します。

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株式会社野村総合研究所 証券ソリューション事業本部 証券ホールセール事業推進部 横川、金子
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