野村総合研究所(以下「NRI」)は、山形県鶴岡市(市長 皆川治)と2019年から連携して取り組んでいる「デジタル化による構造改革事業」1の一環として、本日6月30日に開所した鶴岡市朝日庁舎・消防署朝日分署新庁舎(以下「新庁舎」)における「デジタル化先行プロジェクト」を推進します。NRIと鶴岡市は、この新庁舎を「地方創生×デジタル」のシンボリックな拠点と位置づけ、市民の利便性向上と職員の働き方改革を目指します。プロジェクトの概要は以下の通りです。
- 市民窓口のデジタル化:出張所設置のWEBカメラを活用し、各種証明書発行手続きがオンラインで完結します。また、窓口に設置している銀行ATM、キオスク端末2、タブレット端末などを使って、手書きの申請書無しで簡単に各種申請手続きや証明書などの受領ができるようになります。
- スマート市役所の推進:職員の働き方改革として文書のペーパーレス化、オンライン会議による業務効率化、グループアドレス3の導入などを行います。
- デジタルワンストップ:市民向けデジタルサービスの提供窓口をワンストップ化するとともに、申請から交付まで一貫したデジタル化を実現し、市民の利便性向上を進めます。
表:新庁舎で進めるデジタル化先行プロジェクト
NRIはこれからも、デジタル技術とその活用や、業務プロセス改善の豊富な実績をもとに、広く地域の発展や社会課題の解決に貢献していきます。
- 1詳細は次のURLをご参照ください。https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/20191212_1.html
- 2キオスク端末:店舗や公共施設、鉄道駅などに設置される自立式の小型の情報端末で、サービスや情報の提供、証明書の受領、各種の手続きなどに用いられる。
- 3グループアドレス:フリーアドレスのタイプのひとつで、グループのメンバーが、指定された範囲の中で自由に席を選択できるスタイル。グループ単位で大まかなエリアを決めたうえでフリーアドレスを運用するため、電話対応やマネジメントが比較的行いやすい。