株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は、当社が代表幹事を務める一社である「健康経営アライアンス」の会員の企業・団体が500を超えたことをお知らせします。

健康経営アライアンス https://kenkokeiei-alliance.com/

人的資本経営や持続可能な経営への関心の高まりを背景に、健康経営は企業の成長戦略の一環として定着しつつあります。健康経営アライアンスも、こうした潮流の中で会員とともに着実に成長を続けてきました。

今後も健康経営アライアンスは、「社員の健康をつうじた日本企業の活性化と健保の持続可能性の実現」をミッションに健康経営を実践する企業・団体にとって有益な情報、活動を提供できるよう取り組んでいきます。

健康経営アライアンス設立の背景・目的

日本の産業界は、「社員の健康増進」「健康保険組合の財政の適正化」「医療費抑制」という課題に直面しています。健康経営の推進は、企業の生産性向上や医療費の適正化、人的資本経営の実践において重要な経営課題となっています。そのような背景の中、業界・業種・企業の枠を超え、企業間はもちろんのこと、省庁や学術機関などとも連携して、健康経営の実践をつうじた成果と事業の創出の加速を目的に、2023年6月、健康経営アライアンスは設立されました。

健康経営アライアンス代表幹事(50音順)

味の素株式会社、SCSK株式会社、オムロン株式会社、キリンホールディングス株式会社、株式会社JMDC、株式会社島津製作所、日本生命保険相互会社、株式会社野村総合研究所、株式会社三井住友銀行

健康経営アライアンスの主な活動

1)課題解決に向けて議論する全員参加型の分科会

会員の声からみえた5つの健康課題テーマについて、自社と同じテーマに課題意識を持つ企業・団体とともに、解決に向けて議論できる参加型の分科会を開催。

・分科会のテーマ一覧
①経営のコミットメント、②健康経営におけるデータ活用、③健康経営の企業文化への浸透と従業員への働きかけ、④健康経営の投資対効果、⑤社内外連携体制の構築
最新の分科会案内 https://kenkokeiei-alliance.com/activity/subcommittee

2)アンケートやデータ分析に基づく健康経営アセスメント

健康診断・診療報酬明細書(レセプト)や従業員アンケートなどの分析結果を活用し、自社の健康課題の特定と可視化を目指す「健康経営アセスメント」を紹介。

3)健康経営ソリューションの情報プラットフォーム

企業が自社の目的・課題に合ったソリューションの選択ができる環境づくりを目指し、健康経営・職域でのヘルスケアに関わるソリューションの情報を発信。

4)健康経営トップインタビュー

会員企業・団体の健康経営責任者や担当者へのインタビューを通じて、健康経営推進の参考となる事例やヒントを発信するとともに、会員企業間の交流・学び合いの機会を提供。
トップインタビュー https://kenkokeiei-alliance.com/interview/250122

健康経営アライアンスNRI代表者コメント:エグゼクティブパートナー 青嶋稔

NRIでは、健康経営を重要な経営課題と位置づけて経営トップ自ら取り組みを推進しており、2017年より9年連続で健康経営優良法人(ホワイト500)の認定を受けています。2023年からは、健康経営アライアンスの「社員一人ひとりの健康と企業価値向上をつなぐ」という想いに共感し、同アライアンスに代表幹事として参画しています。同アライアンス内では2024年から「経営層の巻き込み」をテーマに分科会を主宰し、健康経営を経営課題として捉えなおす視点や経営層の生の声も含む実践知をこれまでに延べ390名の会員企業の皆さまと共有してきました。

今後も代表幹事として、多様な会員企業・団体の皆さまと対話を重ね、健康経営を起点に日本企業の持続的な成長に貢献していきます。