株式会社野村総合研究所（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：此本 臣吾、以下「NRI」）は、デル株式会社（本社：神奈川県川崎市、代表取締役社長：平手 智行）とEMCジャパン株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：大塚 俊彦）（以下「Dell EMC」）が提供するコンバージド（CI）・ハイパーコンバージドインフラストラクチャ（HCI）^※1に対応した、運用管理ソリューション「mPLAT Suite（エムプラット・スイート）^※2」を本年12月に提供開始します。

Dell EMCは、第14世代Dell EMC PowerEdgeサーバーとWindows Server 2016のソフトウェア定義ストレージ（SDS）で構成された HCIである、「Dell EMC Microsoft Storage Spaces Direct Ready Nodes（以下「S2D RN」）」を提供開始します。これを受けて、NRIはS2D RNに最適な運用ソリューション「mPLAT Suite」を開発し、Dell EMCと共同で検証を行いました。

今回提供開始する「mPLAT Suite」は、S2D RNの監視やジョブ管理、運用自動化、構成管理などの機能を備えています。S2D RNと「mPLAT Suite」を導入することにより、仮想ストレージから仮想ノードまでのITインフラ全体と、最適化されたシステム運用環境が、オールインワンで低コストかつ短期間に構築できます。加えて、「mPLAT Suite」はAWSやAzure等をはじめとしたマルチクラウドにも対応しており、ダイナミックに変化するITインフラを統合的かつシンプルに運用します。
本サービスは、今後Dell EMCのハイブリットクラウドソリューションの一つである「Dell EMC Cloud for Microsoft Azure Stack」にも対応予定です。

＜Dell EMCからのコメント＞
デル株式会社
執行役員 副社長 インフラストラクチャ・ソリューション事業統括 松本 光吉 氏

Dell EMC は「mPLAT Suite」の発表を歓迎します。「mPLAT Suite」は野村総合研究所様が長年培われてきた運用管理技術をベースにマルチクラウド環境での運用をインテリジェント化することでコスト削減並びに、顧客のデジタル変革を加速化させるものと大いに期待しております。HCI/ハイブリッドクラウド市場をけん引する Dell EMC Ready Solutionsとの組み合わせにより、複雑化するIT基盤運用管理からお客様を解放しビジネスを新しい次元へと導きます。

• 1　コンバージド（Converged Infrastructure）・ハイパーコンバージドインフラストラクチャ（Hyper-Converged Infrastructure）： サーバー、ネットワーク、ストレージ、仮想化ソフトウェアなど、ITインフラに必要な機能を一つのパッケージにまとめた製品。
• 2　mPLAT Suite（エムプラット・スイート）： NRIが開発および提供しているIT運用管理ソリューション「Senju Family（センジュ・ファミリー）」および、クラウド型IT運用基盤「mPLAT（エムプラット）」をベースに、マルチクラウド環境の統合管理に最適化したIT運用管理製品群。

ご参考

●mPLAT SuiteによるS2D RN管理イメージ

S2D RNの「Hyper-Visorレイヤ～仮想ノード～ミドル～アプリ」までを、共通のGUIで一元監視・管理します。仮想サーバーホストやネットワークアダプタと関連する仮想ノードを関連表示することにより、ホストやネットワーク障害発生時の影響把握も容易になります。
mPLAT Suite Base Kit for Ready Nodes（2コア・2年サブスクリプション）定価¥60,000（税別）
※管理対象ノード1,000台までのライセンスが含まれます。