新拠点を開設する札幌市は、いつ発生してもおかしくないと言われる首都直下地震や南海トラフ地震²の影響を受けにくい都市の1つと言われております。また、人材確保の面からも優位性があるため、BPOサービスの事業継続の実現を可能とするのに適した都市となります。
多くの資産運用会社では、震災等の発生を踏まえた事業継続計画の策定、および発生時の着実な計画の実施が重要な経営課題となっています。NRI-PIは、こうした課題の解決に向け、首都圏以外の拠点開設を通じて、より安心安全なBPOサービスを提供するとともに、地方の活性化につなげていきたいと考えています。

札幌オフィスを活用したBPOサービスの拡充

NRI-PIは、首都圏（東京・横浜）と中国（大連）の3カ所にオフィスを有しています（2021年1月末現在）。この度、4カ所目の拠点として札幌オフィスを新設し、有事の際にも安定したサービス提供が行えるよう、設備や体制の強化を図ります。

＜災害等発生時のサービス継続について＞
首都圏で大地震等の災害が発生し、顧客企業やNRI-PIで業務継続が困難となった場合はNRI-PIの札幌オフィスのチームや設備にて、当該企業のBPOサービスを継続します。

＜首都圏勤務者によるリモートオフィスとしての活用＞
自然災害などで、NRI-PIの首都圏のオフィスが使えなくなった場合、社員ならびにスタッフは在宅勤務を行う以外に、札幌オフィスで執務することで、サービスを継続します。

NRI-PIは、NRIグループならではの付加価値の高いアウトソーシングサービスによって、顧客企業の経営課題を解決し、さらには各業界の発展に貢献できるよう今後も挑戦していきます。

NRI-PI札幌オフィスの概要

• ¹  

  企業活動における業務プロセスの一部について、業務の企画・設計から実施までを一括して専門業者に外部委託すること。https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/alphabet/bpo

• ²  

  日本政府の地震調査委員会は、日本周辺の海底や全国の活断層で想定される地震の発生確率について、毎年1月1日の時点で計算し公表しています。このうち、南海トラフで想定されるマグニチュード8から9の巨大地震については、今後30年以内に発生する確率は、これまで「70％程度」でしたが2019年の公表では「70％から80％」に引き上げられました。