株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:此本 臣吾、以下「NRI」)は、2018年9月13日、世界的なESG(環境・社会・統治)投資指標である「Dow Jones Sustainability Indices(DJSI) ※1 」の「World Index(DJSI World)」の構成銘柄に、初めて選定されました。同時に、DJSIのアジア・太平洋版「DJSI Asia Pacific」にも、3年連続で選定されています。
2018年度、DJSI Worldには、世界の時価総額上位2,500社から317社(うち、日本企業は34社)が選定され、NRIが属する「ITサービス&インターネットソフトウェア・サービス」分野からは11社(うち、日本企業は3社)が選定されました。また、DJSI Asia Pacificには、アジア・太平洋地域の時価総額上位600社から、150社(うち、日本企業は27社)が選定されています。
NRIは、「経済」に関する取り組みとして、カスタマーリレーション・ITセキュリティおよびITシステムの可用性・マテリアリティ ※2 などが高く評価されました。また、「環境」に関しては環境目標に対する進捗率などの詳細な情報開示が、さらに「社会」に関する取り組みにおいては、ダイバーシティ(男女別・役職別の指標)や人材の採用・定着などが高い評価を得ました。
NRIは、「未来創発」の企業理念の下、社会課題の解決を通じて、自社の経済的価値を高めるCSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)と4つのマテリアリティ※2からなるサステナビリティ経営方針に基づき、本業であるコンサルティングやITソリューション等を通じて、今後もサステナブルな社会の創出に貢献していきます。
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※1
Dow Jones Sustainability Indices(DJSI):米国S&P Dow Jones Indices社とスイスのRobecoSAM社が共同開発したESG株式指標で、企業の経済・環境・社会面の評価に基づき、持続可能性に優れた企業が構成銘柄として選定される。
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※2
マテリアリティ:企業のサステナビリティ経営において、優先的に取り組むべき重要課題。NRIは、サステナビリティ経営におけるマテリアリティを、下記の4つに特定しています。
- 環境負荷の低い未来社会の創発
- 多様なプロフェッショナルが挑戦する場の実現
- 社会からの信頼を高める法令順守・リスク管理
- 安全で安心な情報社会を支えるNRI品質の提供
ご参考
NRIの社外からの評価
DJSI Worldを含め、NRIは複数のグローバルなESG投資指標や格付などに採用されています。
ESG投資指標や格付 | 実績 |
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Dow Jones Sustainability World Index | 2018年から構成銘柄に採用 |
Dow Jones Sustainability Asia Pacific Index | 2016年から3年連続で構成銘柄に採用 |
MSCI Global Sustainability Indexes | 2016年から2年連続で構成銘柄に採用 |
FTSE4Good Developed Index | 2006年から13年連続で構成銘柄に採用 |
MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数 | 2017年から2年連続で構成銘柄に採用 |
MSCI日本株女性活躍指数(WIN) | 2017年から2年連続で構成銘柄に採用 |
FTSE Blossom Japan Index | 2017年から2年連続で構成銘柄に採用 |
CDP | 2015年に「気候変動情報開示先進企業(CDLI:Climate Disclosure Leadership Index)」に選定 |
Science Based Targets(SBT) | 2018年に、NRIグループの温室効果ガス排出削減目標がSBTイニシアチブより認定 |