株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:此本臣吾、以下「NRI」)は、2019年10月8日、社会課題の解決および持続可能な社会の実現への貢献にあたって、AIを適切に用いるため、NRIグループ(NRIおよびそのグループ企業、以下「NRIグループ」)において、AIの開発や利活用を行う際の考え方や指針をまとめた「NRIグループAI倫理ガイドライン(以下、「本ガイドライン」)」を策定しました。
NRIグループは、本ガイドラインに基づき、AIに関連する研究、設計、開発、運用、利活用を推進していきます。
背景
昨今、AI技術の発展やAIによるイノベーション創出により、社会課題の解決が期待される一方、AIの使い方によっては不当な差別の拡大や人間の尊厳の侵害等、負の影響も懸念されており、AIによってもたらされる様々な課題について、各国政府や国際機関を中心に議論が活発化しています。
NRIグループは、AIの開発や利活用に関わる企業として、AIによる負の影響を低減させながら、適切なAIの開発・利活用を進めることが不可欠だと考え、このたび本ガイドラインを策定しました。
「NRIグループAI倫理ガイドライン」の概要
本ガイドラインは、NRIグループの全役職員がAIに関連する研究、設計、開発、運用、利活用を進める際に指針とするものです。
本ガイドラインには、NRIの企業理念「未来創発」や、NRIが推進している「サステナビリティ経営」の思いが込められており、NRIが未来社会創発企業として、AIが社会に与える、正負のさまざまな影響を洞察しながら、ステークホルダーとの対話・共創を通して適切なAIの開発や利活用を進めていくことを宣言しています。
今後は、本ガイドラインが示す考え方が、NRIグループの活動に適切に反映されるための仕組みの検討や、社内への展開を進めていきます。また、様々なステークホルダーとの対話を踏まえ、必要に応じて、本ガイドラインを見直していきます。
[NRIグループAI倫理ガイドラインの骨子]
- ステークホルダーとの対話・共創の推進
- AIの発展と人材の育成
- 公平性の尊重
- 安全性・セキュリティの担保
- データとプライバシーの保護
- 透明性の確保
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本ガイドラインの詳細については、以下のURLをご参照ください。
「NRIグループAI倫理ガイドライン」
https://www.nri.com/jp/sustainability/social/policies
ご参考
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NRIのサステナビリティに関する取り組み