株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:此本 臣吾、以下「NRI」)は、大学生、高校生を主な対象にした「NRI学生小論文コンテスト2021」を開催します。このコンテストは、若い世代に自ら未来を切り拓いてもらいたいとの思いから、社会のあるべき姿とその実現に向けた施策を考えてもらう目的で開催しており、今回で16回目となります。
今回は「サステナブル未来予想図~こんな地球で暮らしたい・安全安心な社会のカタチ~」をテーマに小論文を募集します。前回同様、論文審査を通過した学生によるプレゼンテーションも審査対象とした上で、受賞者を決定します。
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今回のテーマ「サステナブル未来予想図~こんな地球で暮らしたい・安全安心な社会のカタチ~」
NRIでは、「安全安心社会の共創」をサステナビリティ経営目標の1つに掲げ、さまざまな事業を行っています。例えば、金融関連システムなどの社会インフラの高度化を通じて安全安心な社会の実現に向けて取り組んでいます。
さまざまな危険や災害から身を守って“安全”に暮らせる社会を構築していくことは、人が生きるために必要不可欠です。それだけではなく、人が心地よく暮らしていくためには、信頼できる人間関係を築いたり、快適な家でリラックスしたりといった、“安心”も重要です。
人々がこの地球で暮らしていくサステナブルな未来に向け、そのキーワードのひとつである「安全安心な社会」の実現につながるアイデアを募集します。
最終審査での「プレゼンテーション」を今回も実施
論文審査は、独自性や鋭い視点を持った問題提起と、広い視野で実現性の高い解決策を提案した論文を高く評価するために、「問題発見力」「問題解決力」「文章力」「斬新/大胆な発想力」の4つの観点から行います。
さらに、論文審査を通過した学生には、最終審査会でプレゼンテーションを行ってもらい、その資料や発表も採点した上で、受賞作品を決定します。このプレゼンテーション審査は、論文の独創性をわかりやすくアピールする場として、学生にも審査員にも好評で、当コンテストには欠かせないものとして定着してきました。
コンテストの詳細は以下のURLをご覧ください。
https://www.nri.com/jp/news/event/lst/cc/sustainability/contest
NRIは、このコンテストが若い世代に、日本の未来を考えるきっかけとなってほしい、と考えています。
ご参考
●「NRI学生小論文コンテスト」開催の主旨
NRIは、「未来創発 ―Dream up the future. ―」という企業理念のもと、未来社会のパラダイムを洞察し、その実現を担うことを使命としています。この一環として、これからの社会を担う若い世代の方々に、日本や世界の未来に目を向け、考える機会を持っていただくために、2006年から「NRI学生小論文コンテスト」を開催しています。NRIは、コンテストで入賞した若い世代からの提案を、広く社会に公表することによって、若者を含む幅広い世代が、日本と世界の未来を考えるきっかけにしてほしいと考えています。
●募集要項
1.募集テーマ:
「サステナブル未来予想図 ~こんな地球で暮らしたい・安全安心な社会のカタチ~」
みなさんは、10年後、30年後、あるいはもっと先の未来に、どのような地球で暮らしたいと思いますか。
人々が安心を感じ、安全に過ごせる社会には、どのようなことが必要だと考えますか。
2020年は、新型コロナウイルスにより、私たちの生活は一変しました。みなさんも一時は学校に行けなくなったり、旅行や外出を控えたりされていたのではないでしょうか。目に見えないウイルスへの対策が必要となった社会では、それまでの“当たり前”が見直され、生活様式や働き方などが大きく変化しました。それに伴って、Web会議ツールや非接触型決済システム、食事宅配サービスなど、人々がお互いの安全を守りながら過ごすことに役立つサービスも、広く浸透しました。
さまざまな危険や災害から身を守って“安全”に暮らせる社会を構築していくことは、人が生きるために必要不可欠です。それだけではなく、人が心地よく暮らしていくためには、信頼できる人間関係を築いたり、快適な家でリラックスしたりといった、“安心”も重要です。
では、安全安心な社会の実現に向けて、近年話題になっているトピックスにはどのようなものがあるでしょうか。いくつか例を挙げてみましょう。
- 地球規模では、温室効果ガス削減、省資源化、再生可能エネルギーの利用促進、平和な社会の創造 など
- 身近な生活の中では、地域活性化、食品ロス削減、健康増進、異文化理解、働き方の多様化、人との絆の強化 など
このように枚挙にいとまがありませんが、世界各国の連携や助け合い、AI(人工知能)をはじめとする先進技術の活用、個々人の意識の高まりや行動変容などにより、日々改善に向かっているものもありますね。10年後には、思いもよらない解決方法が見つかっているかもしれません。
野村総合研究所グループでは、「安全安心社会の共創」をサステナビリティ経営目標の1つに掲げ、さまざまな事業を行っています。例えば、金融関連システムなどの社会インフラの高度化を通じて安全安心な社会の実現に向けて取り組んでいます。
次世代を担うみなさんは、どのような地球の未来を描いているでしょうか。柔軟な発想で、安全安心な社会の未来予想図と、その実現に向けた取り組みを考えてみてください。日本や世界、地球のより良い未来へとつながるアイデアを、お待ちしています。
2.募集部門:
【大学生の部】
字 数:4,500~5,000字(別途、400字程度の要約をつけてください)
応募資格:日本国内の大学院、大学、短大、高等専門学校(4~5年)に在籍している学生で、2021年7月1日時点で27歳以下の、個人またはペア(ペアの相手は、「大学生の部」「高校生の部」いずれかの応募資格者であること)。
※1:大学進学をめざして勉強している大学受験資格を持つ学生の方は、大学生の部にご応募ください。
※2:日本国内の大学院、大学、短大、高等専門学校(4~5年)、日本語学校に在籍している留学生で、2021年7月1日時点で30歳以下の方は、大学生の部にご応募ください。
賞 :大賞 1作品(賞金50万円)、優秀賞 1作品(賞金25万円)、
留学生特別賞 1作品(賞金25万円)、奨励賞 数作品(賞金5万円)
【高校生の部】
字 数:2,500~3,000字(別途、200字程度の要約をつけてください)
応募資格:日本国内の高校、高等専門学校(1~3年)に在籍している学生で、2021年7月1日時点で20歳以下の、個人またはペア(ペアの相手は、「高校生の部」の応募資格者であること)。
賞 :大賞 1作品(賞金30万円)、優秀賞 2作品(賞金15万円)、
奨励賞 数作品(賞金3万円)
3.応募にあたっての留意事項:
- 応募いただく論文は、日本語で執筆された、自作で未発表のものに限ります。
- 論文の字数制限は本文を対象とし、「タイトル」や「出所の記載」「注釈・凡例」「参考文献一覧」などは字数に含みません。
- 論文の中で、他の著作物を引用する場合は、その箇所を明記するとともに、論文の最後に出所を記載してください。
- 図表の数は5つ以内としてください。
- 野村総合研究所(以下、NRI)指定の応募用紙(「4.応募方法」参照)を使っていないもの、論文に独自のタイトルや要約がないものは審査対象外になります。
- 論文審査を通過して最終審査に残った方には、資料準備の上で、2021年12月20日(月)の最終審査会でプレゼンテーションを行っていただきます。当日の交通費、および遠方などの理由で事務局が必要と判断した方の宿泊費は、NRIが負担します。
- 他のコンテストなどに同内容の論文を多重応募することは禁止とします。
- 入賞した論文の著作権はNRIに帰属します。
- 入賞した論文のタイトルと入賞者の氏名・学校名・学年を公表させていただくこと、および最終審査会のプレゼンテーションの様子をYouTubeで公開させていただくことをご了承ください。
- 過去の当コンテストで入賞経験のある方は応募をご遠慮ください。
- NRIグループ社員の家族は応募できません。
4.応募方法:
末尾にある「コンテストホームページ」でテーマ詳細や応募要項を確認の上、「応募用紙」をダウンロードし、必要事項と論文(本文、要約)を記入して、以下のいずれかの方法でお送りください。応募用紙は、5月下旬ごろに公開予定です。
A.「コンテストホームページ」の応募画面からオンラインで送信する
B.CD-Rに保存の上、コンテスト事務局に郵送する(CD-Rは返却いたしません。)
5.募集期間:
【大学生の部】 2021年7月1日(木)~9月3日(金)
【高校生の部】 2021年7月1日(木)~9月10日(金)
- オンライン送信:締切日当日24時までに事務局で受信したものが有効
- 郵送 :締切日までの消印が押されたものが有効
6.審査方法:
NRIグループの社員による一次審査の後、NRI未来創発センター長の桑津浩太郎研究理事を委員長、ジャーナリスト・名城大学教授・東京工業大学特命教授の池上彰氏ならびにノンフィクションライターの最相葉月氏の2名を特別審査委員、NRI社員数名を審査委員とする審査委員会による論文審査を行い、最後に論文審査を通過した方によるプレゼンテーションで受賞作品を決定します。
審査は、学校名や氏名などの応募者属性を秘匿し、厳正に行います。
【審査のポイント】
- 各論文は、「問題発見力」「問題解決力」「文章力」「斬新/大胆な発想力」の4つの観点から審査
- 事実や一般論の引用よりも、自分の意見・主張・解決策などにウェイトを置いて記述していること
- 「無難な内容」よりも、「大胆な発想」に基づく論文であること
- 最終審査会でのプレゼンテーション
7.最終審査会・表彰式:
2021年12月20日(月)に最終審査会および表彰式を東京で開催します。
※コンテストの詳細は、「コンテストホームページ」(下記URL)をご覧ください。 https://www.nri.com/jp/news/event/lst/cc/sustainability/contest