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野村総合研究所、ブロックチェーン技術を活用した日本初の「デジタルアセット債」及び「デジタル債」を発行
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:此本臣吾、以下「NRI」)は、第1回及び第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付及び分割制限付少人数私募)を、本日、発行しました。
本社債の発行は、2019年9月2日に、野村ホールディングス株式会社とNRIとで設立した、ブロックチェーン技術を活用した有価証券等の権利を交換する基盤の開発・提供を行う合弁会社「株式会社BOOSTRY」、野村證券株式会社、野村信託銀行株式会社及びNRIの4社が、「価値共創を通じた社会課題の解決」の一環として、日本の資本市場の発展に資することを目的に取り組んだものです。
本社債は、ブロックチェーン基盤を活用した社債原簿の管理と、従来型の社債では困難だった発行者による社債権者の継続的な把握ができることが特徴です。
日本初の取組みとして、第1回無担保社債(「デジタルアセット債」)は、社債発行手続きの一部を電子化するために開発されたアプリを利用した自己募集形態を採用し、かつ、利息の支払いに代えてデジタルアセットを投資家に付与いたします。また、社債原簿及び利息(デジタルアセット)について、ブロックチェーン技術を活用して管理し、事務負担の簡素化を図りました。
第2回無担保社債(「デジタル債」)は、証券引受形態を採用し、かつ、利息を金銭のみとします。第1回無担保社債(自己募集形態)と同様にブロックチェーン技術を活用して社債原簿の管理を行うとともに、従来型の社債と同様に流通市場を確保しつつ、従来型の社債では困難だった社債権者の継続的な把握等を可能にしました。
NRIを含む4社は、本社債の発行により、小口かつ個人向け社債のオンライン販売を実現し、併せて、デジタルアセットの付与を行うことで、将来的にさらに多様なリターンを付与した社債を発行する端緒とするとともに、社債権者の継続的な把握を通じた長期保有のインセンティブ付け等、今後の発展的な活用の可能性についても確認を行います。
NRIは、今後も資金調達手段の多様化を図り、資金調達の安定性向上に努めるとともに、IT技術を通じて社会・金融インフラを担う企業の責務として、社会と資本市場の健全な発展に貢献していきます。
ご参考
●「デジタルアセット債」(第1回無担保社債)および「デジタル債」(第2回無担保社債)の概要
1.株式会社野村総合研究所第1回無担保社債(社債間限定同順位特約付及び分割制限付少人数私募)
(1)発行総額 |
2,500万円 |
(2)年限 |
3ヵ月 |
(3)利率 |
年0.5974%(原則としてデジタルアセットを付与) |
(4)払込金額 |
各社債の金額100円につき金100円 |
(5)払込期日 |
2020年3月30日 |
(6)償還期日 |
2020年6月30日 |
(7)財務代理人 |
野村信託銀行株式会社 |
(8)社債原簿管理人 |
株式会社BOOSTRY |
2.株式会社野村総合研究所第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付及び分割制限付少人数私募)
(1)発行総額 |
500万円 |
(2)年限 |
3ヵ月 |
(3)利率 |
年0.5974% |
(4)払込金額 |
各社債の金額100円につき金100円 |
(5)払込期日 |
2020年3月30日 |
(6)償還期日 |
2020年6月30日 |
(7)引受会社 |
野村證券株式会社 |
(8)財務代理人 |
野村信託銀行株式会社 |
(9)社債原簿管理人 |
株式会社BOOSTRY |
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