Business-IT Relationshipでは、事業部門と情報部門とが一体となって推進する、業務改革、及びシステム化の企画・計画に関わる手法・ノウハウを提供します。
これら手法・ノウハウを活用することで、業務課題に即した最適な業務改革・システム化の計画が策定できるとともに、それを実現する最適なソリューションやパートナーを選択することが可能となります。
Business-IT Relationshipは、業種別・機能別ベストプラクティス、超上流工程プロセス標準、調達の3つのメソドロジから構成されています。
業種別・機能別ベストプラクティス
本メソドロジでは、業種別・機能別に、業務プロセスと情報システムのベストプラクティスをあわせて提供します。本メソドロジは、NRIの経営コンサルティング部門、ソリューション部門、及び システムコンサルティング部門が保有する手法・ノウハウを組み合わせて提供します。
利点・期待効果
- 狭義かつ小規模な改善にとどまらず、業務領域横断で、抜本的な業務改革を推進することができます。
- ベストプラクティスを適用することで、短期間で効果の高いIT活用を実現することができます。
- あらかじめソリューションを見据えた検討を行うことで、実現性の高い業務改革、及びシステム化を実現することができます。
業種別・機能別の業務改革テーマ
超上流工程プロセス標準
本メソドロジでは、現状把握から業務分析、全体プランの作成・評価まで、いわゆる超上流工程における、標準的なプロセスや成果物サンプル、及び 検討推進上のノウハウを提供します。多くのシステム開発のトラブルは、超上流工程での検討の漏れや、関係者間での共通認識の甘さに起因していると言われています。超上流工程での検討内容やレビュー・承認を含めたプロセスを標準化しておくことで、システム開発自体の品質を高めることが可能となります。
利点・期待効果
- 超上流工程における業務面、システム面での検討の抜け漏れを防止し、設計・開発工程への円滑な引き継ぎと、設計・開発工程での手戻りを抑制します。
- 開発コストや開発期間など、精度の高いシステム化計画をもとに、適切な意思決定ができます。
- 標準化されたプロセス・成果物を利用することで、超上流工程にかかるコストと期間を抑制することができます。
NRI超上流工程プロセス標準
現状把握から業務分析、全体プランの作成・評価まで、NRIが実際のコンサルティング活動にて利用している標準プロセス体系、成果物サンプルなど
調達(RFI/RFP)
本メソドロジでは、情報システムや情報通信機器、ITサービス等の最適な調達を実現する手法を提供します。具体的には、RFI/RFPなど、調達時における標準的なプロセス、成果物、及び 提案評価や委託先選定、条件交渉等に関する実践的なノウハウを提供します。調達する対象物や調達タイプ(随意、入札等)に応じた適切な調達手法を用いることで、最適なソリューション、及びパートナーを選択することが可能となります。
RFI:Request for Informationの略、情報提供依頼
RFP:Request for Proposalの略、提案依頼
利点・期待効果
- 網羅性の高い標準成果物を活用することで、委託先とのコミュニケーションロスを防ぎ、品質・実現性の高い提案を受けることができます。
- 提案依頼先からの見積もりや条件交渉において、抜け漏れのない対応ができます。
- 実践的な交渉戦術を活用することで、有利な契約条件を獲得することができます。
RFI/RFPテンプレート集
情報提供依頼/提案依頼と要求仕様書、Q&Aシート、提案書の目次案、見積定型フォーマットなど、委託候補先へ提示するRFI/RFPに関するテンプレート集
提案評価項目
委託候補先から提示された提案書を、「必須項目」と「加点項目」とに分類し、スコア方式で評価する手法