NRIとBIPROGY株式会社(以下「BIPROGY」)は、銀行向けシステム事業で業務提携しており、BANKSTAR®を活用した勘定系ソリューションを両社共同で提供します。
概要
「BANKSTAR®」は、BIPROGYが、主として無店舗・無通帳型の銀行をターゲットに開発したオープン勘定系システムです。地方銀行7行(2013年3月末現在)で安定稼働しているBIPROGYの地方銀行向けオープン勘定系システム「BankVision®」と同様に、Windows®基盤を採用し、BIPROGYのオープン金融業務処理基盤「MIDMOST®」を活用して、24時間365日稼働を実現しています。
BANKSTARの導入にあたっては、アプリケーション開発をNRIが担当し、基盤構築をBIPROGYが担当します。
導入企業業種
主として無店舗・無通帳型の銀行(稼働行2行:2013年3月末現在)
特長
1. 24時間・365日の連続稼働が可能
平日系/休日系でサーバを切替えることにより、24時間・365日のオンライン・サービス提供を実現します。平日サーバ群と休日サーバ群を使い分けることにより、顧客向けサービスを停止せずに、メンテナンス時間を確保します。
2. 本邦バンキング業務のために必要な機能だけに絞った、コンパクトなシステム
通常のバンキングソリューションが備えているバンキング専用端末制御機能等を省き、ローン審査や担保管理等を外部提供する事を前提としています。本来のバンキング機能だけを提供するための機能に絞りこんでおり、全体で約300万Step程度と非常にコンパクトなシステムになっています。
3. モジュール化したアプリケーション構造により、業務単位での導入・改修が容易
業務単位(普通預金、定期預金等)に機能分割(モジュール化)されていますので、業務の追加や機能の改修等を容易に行うことができます。
4. 充実したドキュメントを装備
ユーザ向けも含めた豊富なドキュメントを標準装備しています。開発に必要なアプリケーションの全体感を把握できる概要設計書から、外部設計以降のドキュメントまで作成、整備しています。
5. 拡張性と信頼性を重視したシステム構成
トランザクションの増大やデータ量の増大に対して、スケールアップ・スケールアウトにて対応が可能です。既存稼働行にて、100万口座の稼働実績があります。
活用イメージ
サービス体系
パッケージの基本機能として、邦銀で取り扱う商品に必要な機能は一通り用意されています。業務分析、システムギャップ分析を実施のうえ、システムインテグレーションサービスとして導入します。
預金
円普通預金、円定期預金、円別段預金、キャッシュカード(カード発行、管理)、ステートメント発行、口座振替、総合振込、給与振込(全銀フォーマット対応)
融資
カードローン
内国為替
テレ為替、MTデータ伝送
対外システム接続
統合ATM、全銀(RC)接続、ANSER接続、CAFIS接続
顧客チャネル接続
ATM接続、ネットバンキング(インターネット、モバイル、テレホン等)接続、EB接続
共通
顧客管理、手数料管理
経理(日計)、経費等
経理(日計)、経費、決算
当局関連
当局報告、預金保険機構
※BANKSTAR、BankVision、MIDMOSTは、BIPROGY株式会社の登録商標です。
※当ページに掲載されているあらゆる内容の無断転載・複製を禁じます。
※記載された内容は、2023年3月現在のものであり、当社は予告することなく製品・サービスの仕様および価格を変更し、または提供・販売を中止することがありますことをご了承ください。