金融業界の営業現場において、信頼関係構築を加速する「営業支援AI」とコンプライアンス遵守を徹底する「モニタリングAI」の両輪を活用。営業の「攻め」と「守り」を同時に高度化し、コンサルティング営業の質的向上とリスク管理の徹底を両立するソリューションを提供します。

お客様の抱える課題

  • 営業現場におけるリソース不足とナレッジの属人化

    担当顧客数が多く、準備や事務作業に忙殺されるため、一人ひとりのお客様と信頼関係を築くためのコンサルティング営業に十分な時間を確保できていません。
    また、優秀な営業担当者の行動・トーク・提案内容といった高度なナレッジが属人化しており、組織全体でのベストプラクティスの共有が進んでいないことも課題です。

  • 経営・管理面におけるモニタリングの限界

    厳格なコンプライアンスルールの順守が求められる一方、対面営業記録のチェックはサンプル調査に留まっており、全件を十分にモニタリングできる体制が整っていません。
    さらに、顧客情報のデジタル化が十分に進んでいないため、担当者間の引き継ぎや各部門との連携が円滑に行われないリスクがあります。

解決アプローチ

  • 「攻め」の営業支援AI:APF & セールスエージェント

    AIが営業担当者に寄り添い、以下の支援を通じて営業効率と品質を向上させます。
    ①営業準備の支援:顧客接触履歴や預かり情報、市況ニュースなどをもとに、AIが顧客プロファイルを作成し、最適なアクションプランを提案します。
    ②営業後事務の代行:面談履歴の自動登録や、お客様の特性に合わせたトークスクリプトの作成をAIが支援します。これにより、営業担当者の事務作業時間を削減し、面談件数の増加を後押しします。

  • 「守り」のモニタリングAI:D-reel & AIコンプラチェック

    AIを活用した「仕掛け」により、営業現場のデータを蓄積・活用します。
    ①データの蓄積:電話やオンライン面談の音声を自動でテキスト化・要約し、営業資料やナレッジとともにデータとして蓄積します。
    ②高度なモニタリング:LLM(大規模言語モデル)を用いて、コンプライアンス違反の有無やベストプラクティスを全件自動でチェックします。これにより、目的に応じた面談プロセスの可視化を実現します。

検討のプロセス

  • 営業プロセスの改革とAI活用の具体化

    従来の商談プロセスを見直し、AIが営業担当者を支援するための「データ蓄積の仕掛け」を構築します。
    単なる営業ポータルにとどまらず、AIがお客様になりきって営業トレーニングを支援する機能や、営業事故をリアルタイムで防止するサポート機能の実装を検討します。

  • コンプライアンス業務の自動化フロー構築

    通話録音データを音声認識モデルでテキストに変換し、LLMによってコンプライアンスチェックを行う一連のデジタルワークフローを構築します。
    人手による音声確認の負荷を軽減するとともに、コンプライアンス担当者が効率的に確認できる「通話録音一覧画面」などのUIを設計します。

創出価値

  • 営業生産性の向上とコンサルティングの質的変革

    営業以外の付随業務に要する時間を大幅に短縮し、面談件数と提案品質を向上させます。「話しやすいお客様」ではなく、市況環境などを踏まえて判断した「今、話すべきお客様」に対し、質の高いコンサルティングを提供できるようになります。

  • 管理業務の圧倒的効率化とリスク管理の高度化

    コンプライアンス担当者が1日に確認できる件数は、従来の15件から約100件へと大幅に増加します。
    サンプルチェックから全件モニタリングへ移行することで、違反の見落としリスクを極小化します。また、営業情報やナレッジを可視化・データ化することで、組織内での円滑な引き継ぎやベストプラクティスの共有を実現します。