データ分析ソリューションとコンサルティングサービスを組み合わせ、各種規制やイニシアチブの要請を考慮しながら、地域性や各ポートフォリオの特性に沿った形で金融機関における投融資ポートフォリオのCO₂排出量削減（ネットゼロ化）を支援するサービスです。金融機関が気候変動に関する外部の要請に対応しながら、新たな収益機会を獲得する事を支援します。

• 概要
• 特長
• 活用イメージ

概要

2021年4月に発足した「ネットゼロ・バンキング・アライアンス」 等 では、金融機関における投融資ポートフォリオのCO₂出量 を2050年までにネットゼロにする事が目指されています。さらに、数多くの本邦金融機関が加盟している気候関連財務情報開示タスクフォース（TCFD）の求める開示の中では、投融資ポートフォリオのCO₂排出量や、その削減に向けたアプローチや目標等を説明する事が求められています。
本サービスは、金融機関における投融資ポートフォリオのCO₂排出量削減（ネットゼロ化）に向けた戦略の策定、およびその実現を包括的に支援します。

導入企業業種

銀行、信託銀行、保険会社、資産運用会社

特長

本サービスでは、諸規制やイニシアチブにおける最新の議論と国内事情を反映したCO₂排出量の計算と、計算に必要なデータや分析環境の整備に加え、当該金融機関の投融資先が持つさまざまな特性を勘案した排出量削減戦略の策定とその実現に向けた実効性のある投融資先への働きかけを提案します。
具体的には、クラウド型の「投融資ポートフォリオのCO₂排出量分析ソリューション」と「投融資先とのエンゲージメント支援コンサルティングサービス」を組み合わせて提供します。

①「投融資ポートフォリオCO₂排出量分析ソリューション」

•   

  NRIが持つデータ分析やデータマネジメントのノウハウと、関連する諸規制やイニシアチブの要請への理解を反映した、標準化への対応をご支援するソリューション群です。

• （1）  

  非財務データ分析やデータクレンジングのノウハウを活用した企業のCO₂排出量推計データの整備

• （2）  

  PCAFなど各ルール、イニシアチブの最新動向を反映させた標準的計算手法の提供
  －Partnership for Carbon Accounting Financials（PCAF）とは2015年にオランダで設立された、金融機関の投融資ポートフォリオの計測・評価の方法論やデータ整備を進めるパートナーシップです。

• （3）  

  企業や官公庁へのコンサルティング実績に基づくセクター別CO₂排出量目標設定のロジック提供

②「投融資先とのエンゲージメント支援コンサルティングサービス」

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  NRIの国内各セクターや官公庁等における脱炭素関連のコンサルティングノウハウを活用しつつ、金融機関の個別性を考慮したコンサルティングサービスです。

• （1）  

  投融資先のサプライチェーン全体を通じたCO₂排出量（サプライチェーン排出量）の把握・分析支援

• （2）  

  上記分析を基にしたサプライチェーン排出量削減方針、および目標策定支援

• （3）  

  定量的なサプライチェーン排出量削減目標のCDP等各種評価機関、TCFD等外部公表資料へのレポーティング支援

活用イメージ

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