資産運用会社、証券会社、信託銀行、生命保険会社むけのソリューションです。機関投資家を中心とした証券取引の社外STPを推進するソリューションです。証券取引に必要な「発注出来」「配分指示」「約定連絡」「運用指図」などの各種メッセージを取引先との間で電子化するサービスです。
概要
証券取引のSTP(Straight-Through Processing)をサポートするネットワークシステムです。
機関投資家とブローカーや受託銀行をネットワークで結び、「発注・出来」「約定連絡」「運用指図」などのメッセージ交換を実現しています。
またSTP推進に必要な「バックオフィスシステム接続」「照合」などの機能を保持し、「SWIFT」「保振決済照合システム」などのネットワーク接続も実現しています。
導入企業業種
投信投資顧問会社 証券会社 信託銀行 生命保険会社 他
特長
1. 社外STP化を推進
- 取引先とのメッセージ送受信を電子化することにより、業務効率化や事務リスクの軽減を実現
- 単なる電子化に留まらず、複数のお客様のフォーマットを統一するように標準フォーマットを作成、フォーマットの違いによる煩雑さを無くす運営を実施
- 送受信するメッセージの種類毎に一元管理を実現
- 送受信の履歴管理機能を備えることで、送受信双方にてメッセージ内容を過去に遡って確認することが可能
- 受信メッセージの照合やバックシステムとの接続機能により、データの精査を実現
2. ビジュアルでシンプルな操作性
- ボタン操作を中心に直感的な入力インターフェース
- ステータスを確認することで、業務の漏れや進捗の確認が可能
3. ASP形態の提供によりシステム維持管理負荷を軽減
- ASPにより、既存のPCへの導入が可能
- 機能改善時はリモートバージョンアップ機能で自動更新、お客様の負荷を軽減
4. 様々な業務フローに適応
- 各メッセージはお客様の業務に応じて、必要な機能を組み合わせてご提供
- 後続システムへのデータ受け渡しの為のフォーマット変換も標準装備
活用イメージ
- 取引先とのメッセージ送受信を電子化することにより、業務効率化や事務リスクの軽減を実現
- 送受信するメッセージの種類(発注、出来、バスケット引合い、配分指図、約定、指図、投信データ)毎に一元管理を実現
- 送受信の履歴管理機能を備えることで、送受信者や送受信日時やメッセージステータス(新規、訂正、取消)の証跡を保存し、送受信双方にてメッセージ内容を過去に遡って確認可能
- 受信したメッセージの内容はグリッド画面での確認、クリップボードへのコピー、テキストファイルへの保存機能を標準としており、後続業務への活用が可能
- ペーパーベースでの確認・保存が必要なメッセージは、帳票出力機能をご提供
- 送信するメッセージは、画面グリッドへの貼り付けやファイル取込みを標準とし、取込みの自動化機能をオプションでご提供
- 受信メッセージの照合機能や照合済みデータをバックシステム接続データへ変換
- 下記範囲内で一気通貫のSTP化を実現
想定される利用シーンの例
サービス体系
SmartBridge(スマートブリッジ)は、弊社センター設置のアプリケーションサーバよりサービスをご提供する、共同利用型のASP(Application Service Provider)サービスです。
送受信可能なメッセージ
メッセージ種類 | 特長 |
---|---|
発注・出来 | FIXプロトコルでの送受信が可能です。 |
配分指示・約定連絡 | SmartBridge独自プロトコルにて送受信を行います。 |
運用指図連絡 | 国内証券は証券保管振替機構の決済照合システムへ、外国証券は直接受託銀行への送信が可能です。 |
設定解約処理明細 | T-STAR/TXからの受託銀行への直接送信が可能です。 |
SWIFT接続 | SWIFTメッセージの送受信が可能です。 |
標準機能
- 各種メッセージ送受信機能
- 各種メッセージ履歴管理機能
- 照合機能
- バックシステム接続機能
標準設定可能項目
- 画面設定(各項目の表示・非表示、並び順の変更)
- 取込み、保存用ファイルフォーマットの登録設定
- 各種コード変換用テーブルへの登録設定
※SmartBridge(スマートブリッジ)は(株)野村総合研究所の登録商標です。
※当ページに掲載されているあらゆる内容の無断転載・複製を禁じます。
※記載された内容は、2024年4月現在のものであり、当社は予告することなく製品・サービスの仕様および価格を変更し、または提供・販売を中止することがありますことをご了承ください。
お問い合わせ
資産運用サービス事業一部
電話:045-613-7096(SmartBridgeサポートデスク)
E-mail:smartbridge@nri.co.jp