国内外の経済・金融・企業・証券に関するデータを提供しており、投資分析、時価評価、リスク管理に至るまで幅広い用途への適用が可能です。データの提供だけに留まらず、データを利用する際にお客様が直面する様々な課題に対するソリューションを経験豊富なデータアナリストがサポートします。
概要
PC、スマートフォン、タブレットの爆発的な普及により、様々な手段で誰でも手軽にマーケットデータを参照する事が出来るようになりました。しかし、情報の氾濫により目的に本当に合致した的確な定義のデータを見分ける事が難しくなっています。IDSでは、長年にわたる金融情報分析の経験を活かし、お客様のニーズとデータの定義を正しく把握した上で適切なデータを提供致します。
導入企業業種
銀行 投信投資顧問 信託銀行 証券会社 ポータル・情報ベンダー 生命保険 大学・研究機関
特長
NRIデータベースの活用
お客様のミッションクリティカルな業務を支えるNRIの各サービス(e-AURORA、STAR、T-STAR、I-STAR、BESTWAYなど)の多くにIDSデータが活用されており、これらの正確で豊富な実績のデータを直接ご利用いただけます。
構築容易な受信環境
IDS(標準)では、データ転送手段をインターネットもしくはISDN経由のFTP転送のどちらかからお選びいただけます。FTP転送可能な受信マシンとルーターなどの通信機器があればすぐにデータを利用することが可能です。
制度改正への迅速な対応
IDS(標準)では、単なるデータ転送サービスにとどまらず、各種制度改正に対応した、的確な形式でのサービスをご提供しております。2006年の会社法施行、2007年のジャスダック新市場、2008年のFBとTBの統合、2009年の株券電子化、2010年の大証・JASDAQ統合、2011年のIFRS対応、2012年の東証Arrowheadシステム更改など、制度改正に迅速に対応しております。
活用イメージ
銀行・事業会社の時価会計対応
時価会計に必要な有価証券時価情報を幅広くご提供します。
ご利用データベース例
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国内上場証券時価
国内の証券取引所に上場している、株式・債券・先物・オプションの売買価格をご提供します。 -
JS Price
債券標準価格(JS Price)は、野村総合研究所、野村證券、日本経済新聞社、金融工学研究所の四社が共同開発した債券の評価価格です。時価会計の下において、債券評価にはより高い精度が求められるようになっています。JS Priceは、債券評価の標準価格となることを目指して開発した評価価格です。JS Priceで算出した債券価格には、債券の評価に構成銘柄ごとの発行条件や流通条件、債券の年限や信用力など、ここの債券銘柄が持つ市場実勢を価格に反映させている点が特徴になっています。
JS Priceで算定している価格は、一貫したロジックと合理的方法に基づいて導き出しています。また、算出論理の妥当性や価格の正確性についても精査しており、継続性と統一性に優れた指標になっています。 -
国内公募普通債券売買参考統計値
日本証券業協会が発表している売買参考統計値を提供します。
日本証券業協会が指定報告協力員から店頭における公社債の実勢価格を反映した気配値報告に基づき、統計処理を行い算出した公社債取引の市場実勢価格です。 -
国内公募普通債券時価(比準価格)
売買参考統計値が発表されない国内公募債券銘柄について、種類・残存などが近似する売買参考統計値銘柄の利回りを用いて価格を算出します。 -
i-Port時価転送サービス
野村證券株式会社のi-Port円貨債MISコースの管理分析サービス、または総合リスク管理サービスご利用のお客様を対象に、i-Portに登録された銘柄のi-Port価格を転送するサービスです。 -
NRI主市場サービス
証券会社での最良執行方針における執行市場の選定にご利用いただくことができる情報サービスです。また、過去からの変更履歴を使った主市場ベースの時系列データを用いることにより、市場変更や指定替えといった異動を考慮することなく、簡易に時系列分析を行うことができる時系列データをご利用いただくことができます。
対象となる有価証券は、国内の金融商品取引所に上場している株券、新株予約権付社債券、投資信託等です。これらの主市場を弊社独自の計算方法により日次で選定し、ご提供します。更に、PDFファイルをご利用の場合は、証券会社から投資家へ銘柄毎の最良執行市場の情報開示にご利用いただくことができます。
サービス体系
サービス体系は以下の5つです。
- IDS
- IDS-QE
- IDS-DMS
- IDS-VA
- IDS-BIS
IDS(標準)
取引所、業界団体、統計局、データベンダー等の各種ソースから、データを収集し、経験豊富なデータアナリストがデータの適切な管理を行っています。業務上、定期的な(日次、週次、月次等)データ更新が必要であるお客様に適切なデータを提供します。
株価や財務データから作成した二次加工データやインデックス、理論価格などの付加価値データのご提供も行っております。
ネットワーク接続による定期的なデータ提供よりも利用の容易性、低コストをお求めになる方には、CD-ROMやDVD-ROMでデータをご提供するサービス(IDS-DISC)もご用意しております。
IDS-QE
IDS(標準)のサービスに加えて、データベースの構築・維持運用の支援をいたします。
データベースの設計・構築から日々の運用までNRIのデータベースエンジニアがサポートいたします。
これらの業務をNRIにアウトソースすることにより、お客様は本来の業務に注力していただくことが可能になります。
IDS-DMS
ご提供データのカスタマイズからデータ管理のアウトソースまで、お客様のご要望に合わせたオプションサービスを提供します。
IDS-DMSのサービス例
- 銘柄クロスリファレンスの管理(独自コードと一般的なコードとの紐付け管理や独自コードでのデータ提供など)
- データ提供フォーマットカスタマイズ
- オリジナル二次加工データの算出
- データ管理業務のコンサルティング、マーケットデータのコスト削減コンサルティング
- データクレンジング業務アウトソース
IDS-VA
証券化商品・仕組債・エキゾチックデリバティブなど、個別性が高く複雑な金融商品(以下、複雑系商品)の評価コンサルティングや、分析データ配信サービスをご提供いたします。
IDS-VAのサービス例
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時価評価サービス:
複雑系商品の理論価格、シナリオ価格、リスク感応度などのデータをNRIのロジックに則って評価・算出 -
時価算出アウトソースサービス:
複雑系商品の理論価格、シナリオ価格、リスク感応度などのデータをお客様のロジックに則ってNRIで代行計算し提供 -
コンセンサス・スプレッドサービス:
証券化商品の割引スプレッドについて、アンケートによって集計された主要関係者のコンセンサスとしてのスプレッド水準データを提供
IDS-BIS
BIS(Bank for International
Settlements:国際決済銀行)規制の一環で、資産運用会社は銀行から、金融庁へ報告するために自己資本比率を算出する際の支援を求められています。
本サービスは、この銀行向け報告業務において、資産運用会社が独自に作成することが難しい数値等の提供を行い、報告品質の向上や業務効率化を支援します。
※IDS(Integrated Data Services)は(株)野村総合研究所の登録商標です。
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投資情報レター
IDS金融情報データベース提供サービスより、さまざまな投資情報関連のトピックスやIDSの対応についてお知らせします。