システム導入・刷新のプロジェクトでは、検討段階での要件整理やソリューションの選定はもちろん、当該プロジェクトをどのような体制で行うのか、どのようなスケジュールで進めるかも重要な要素になります。本話では、日系製造業さま向けのERPシステム刷新・導入経験を持つ筆者が、自らの経験を踏まえ、プロジェクトが効率よく進む秘訣を解説します。
プロジェクトの体制づくりが最初のキーサクセスファクターに
プロジェクトを成功に導くためには、適切なプロジェクト体制を構築することが重要となります。社内プロジェクトにどのような人材を配置するべきかと質問されることがありますが、私からお伝えするアドバイスとしては、以下のようなロールを適材適所に配置することです。
- 意思決定者
- 管理・調整役
- 実務のプロ
一般的なプロジェクト体制を図1に示しました。意思決定力については、プロジェクトオーナーや各業務チームの責任者であるプロセスオーナーが持つべきケイパビリティとなります。管理・調整役はプロジェクトマネージャー(PM)、PMサポートなどプロジェクト管理チームが担う役割となります。特にプロジェクトマネージャーは各業務について精通している必要はありませんが、取りまとめや課題切り分け作業が得意で、各部門に顔が効く人材の起用が望ましいです。実務のプロについては、プロジェクトで発生する様々な実作業、例えばデータ準備や業務シミュレーションの実行を滞りなく進められるキーユーザーのロールに求められます。ここでいう実務には、データを正確に入力する、入力結果をチェックする、Excelなどのツールを使ってデータを作成し検証する、などが該当します。その他にもプロジェクトを運営していく上で、重要なロールは多々ありますが、ここでは割愛します。
続いての章は・・・
- キックオフでプロジェクト目標の浸透と関係者のコミットメントの引き出しを
- プロジェクト成功のキーとなるマイルストーンとは
コラムの続きをご希望の際は、下記必要事項にご記入頂き、メールにてお申込ください。
(E-mail:gscm-inquiry-whitepaper@nri.co.jp)
※ページ下部「個人情報の取り扱いについて」に同意の上、お申込ください。
=============== お申込時 必要情報 ===============
【メールタイトル】
(コラム送付依頼)製造業における業務システムの刷新・導入プロジェクトが効率よく進む秘訣
【メール本文】
- 希望コラム名:製造業における業務システムの刷新・導入プロジェクトが効率よく進む秘訣
- お名前:
- 企業名:
- 所属部署名:
- 役職:
- ご連絡可能なメールアドレス:
- 電話番号:
- ご関心を持たれた理由:
=========================================
個人情報の取り扱いについて
ご提供いただく個人情報は、主催者ならびに野村総合研究所グループ、及び講演各社が企画参加する展示会やセミナー、新製品や新サービスのご紹介やご案内、その他特別提供サービスのご案内等に利用します。参加者情報の管理のため、委託先を利用いたします。
個人情報に関するお問い合わせ、開示等のご請求は、下記にて承ります。
野村総合研究所 産業ITイノベーション事業本部 産業ITグローバル事業推進部
(E-mail:gscm-inquiry@nri.co.jp)
当社グループ 個人情報保護方針はこちらへ。
※コラム送付依頼を頂いた場合、上記取り扱いについて同意頂いたものと判断いたします。
こちら