NRIという場との出会い
私の場合、ちょっと他のNRI社員とはちょっと違ったバックグランドなのではないか、と思っています。
生まれてから大学卒業まで北陸で過ごしました。工学部に入ったのですが、技術職よりも営業の仕事に興味があり、理系学生の多くが大学院に進むことを希望する中で就職することを選びました。就職活動では理系出身だということを一度忘れて、本当に興味があり、自分が得意だと思えることを考えた上で志望先企業も幅広く検討をしました。職種も営業職を希望したりもしていました。バドミントン部で主務の仕事をしていて、地元のメディアの方々とイベントの打ち合わせなどをした経験もあり、人と話すことの面白みにも興味がありましたので。
そのなかで、なぜか、と言ったら変ですがNRIも志望先に入れました。実はさしたる強い希望であったわけではないのですが、調べてみると「ここに入ることができれば、日本の最先端のプロフェッショナルになれる」というイメージが湧き上がってきたのが理由です。
実際に人事の方や先輩たちとお会いする機会をいただき話しをしてみると、とにかく皆さん優秀で人柄もいい。「ここに入れば、専門性を身につけて、大好きな地元に将来貢献できる」という自分なりの新たな夢を抱くことができました。
入社することができて嬉しかったのも束の間、入社後は少々悩むことになりました。というのは同期の大半が大学院卒で、とにかく優秀。そんな中で、自分の価値とはなんだろう、と最初の3〜4年はとにかくもがいた、という感じです。でも、私にとっての転機が5年目にやってきました。
チャレンジすることを恐れない
それまでは、例えばなにか質問をすると周囲の人から「こんなことも分からないのか」という目で見られるのではないか、などと考えすぎてしまっている部分がありました。そんな5年目の時、当時の上司の方から「仕事の仕方が悪い」とこっぴどく叱られたんです。
そこで開き直り、いわゆる仕事の基礎の基礎である「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を、まずはやってみよう!と決意して実践することから始めました。すると、それ以降のプロジェクトが面白いようにうまく回り始めたんです。
加えて、若手の頃からお客さまのところに連れて行っていただくことも多く、直接お客さまの声を聞くことができたのもありがたかったです。エンジニアの仕事をしていると、なかなかお客さまと直接話しができる機会はないのですが、自分達がやってきたことへの反応が直に分かることが素直に嬉しかったですし、お客さまと話すことで新しいチャレンジへの発見もあり、成長を実感することができました。
こうした経験から、チャレンジすることの意味と大切さを痛感しました。頼まれたことも基本的にはまずは断らずに受けてみる、という姿勢を身につけることができたと思います。そして、それが現在任せていただいている、NRI デジタルワークプレイス事業の新しいチャレンジとなるプロジェクトへとつながっていきます。
今日の仕事が、社会への貢献につながっていく
デジタルワークプレイス事業部の各部のエースと言っても良い人材を集め、新規事業獲得のためのプロジェクトチームを組み、リーダーをやることになりました。
このプロジェクトのお話を聞いた時の最初の印象は、正直、え?という感じでした。というのは、当事業部は大型かつ長いお付き合いのお客さまが多く、今まではあまり新規のお客さまを積極的に獲得していく、という発想が希薄と言えば希薄だったからです。
しかし、デジタルワークプレイス事業に対する世の中の認知と期待度が飛躍的に加速している今、その期待に応えていこう、という尊敬できる上司の思いにも共感をし、受けることにしました。
もう一つは、入社当初に描いた「地元への貢献」につながっていく、という感触です。
NRI デジタルワークプレイス事業の新しいコンセプトである”Organic Digital Workstyle”で定義したように、私たちのミッションは「お客さまの生産性を高めることにとどまらず、働く皆さんの想いやスキルを高めていく」という社会性の強い、価値のある仕事です。それは、ひいては社会への貢献につながるわけで、直接的ではなくても、日本全体の活力を上げることに貢献することが地元北陸への貢献にもつながると信じています。
この新しいプロジェクトでは、コアとなるメンバー以外にも案件によってさまざまなスタッフを巻き込んでいく必要があり、今まであまり接点のなかった才能豊かな人材たちと話すことができることも楽しいですね。
NRIの強みである「システムの中身も分かって、お客さまとの話もできる」。そんな姿の具現化と強化のために日々、チャレンジをしています。
自分へのご褒美で買った、勝負腕時計
先ほどお話しした5年目のプロジェクトの際に、ひとつ殻を破ることができた自分へのご褒美として買いました。お気に入りの店に行き、「なにか僕に合いそうな時計を」と相談したところ、この時計をすすめてくれ、その場で決めました。提案ごとや、ちょっと今日は勝負だな、という気分の時に着けているお気に入りです。
※内容・所属は 2023年12月現在のものです
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