コンサルティング領域
ERP導入構想策定支援
経営改革/業務改革を実現するERP導入方法論
企業の基幹システムとして、ほとんどの企業では、ERPを採用しています。しかしながら、その機能を十分に活用できている企業はそれほど多くありません。また、かつて導入したERPについて問題点や課題を多く持ちながら、どのように解決していくべきか答えを出せていないケースも多くあります。
一方で昨今のERPでは、技術的な進化もめざましく、かつてはERPで実現が難しかったグループ統合業務や、管理連結までも短期間で導入できるようになってきています。また、技術進化に伴い様々なDXソリューションがリリースされる中、ERP単体のみではなく、周辺ソリューション側との連携を考慮に入れた全体最適な機能配置の検討が重要な観点になってきています。
NRIは、こうした最新のテクノロジーに対して、企業の経営プロセス上の課題や、業務課題をいかに効果的に解決し、かつ最適なコストでERP刷新を行うべきかについて、メソドロジーに基づき、構想策定を支援します。
グローバルERP展開支援
製造業を中心にグローバルでの事業展開を行う企業においては、業務の水平統合、管理の垂直統合を行い、あるべきグローバル経営管理を実現するニーズが強くあります。
ERP導入黎明期より、数多くのプロジェクトでグローバルでのERP展開が行われてきました。NRIにおいても、グローバルCoEをベースとした、展開テンプレートに基づき、ERPのグローバル展開を支援してきました。
NRIの特徴として、ERP展開において、単純なシステム展開方法論に留まらず、マネジメント変革、組織変革と合わせて改革を進めることで、グローバル経営管理をより実現する、各種施策を同時に展開、支援することが可能です。
グローバル業務標準化支援
ERPのグローバル展開においては、グローバル各拠点の業務標準化を進めることが必須となります。
NRIも、グローバル企業に伴走し、グローバル標準化施策の実行を繰り返してきました。その中で、見出したのは、「標準化」というものを、「ルール」「体制・権限」「プロセス」「システム」の各領域につき、明確な基準を持ち、また各要素が目指す標準化レベルに対して、どの程度のレベルにあるのかを可視化し、どの項目を満たせば「標準化された状態となっているか」が分かる指標を明確にし、自主自立的な管理・改善を可能とする方法論が必要であるということです。
NRIのテンプレートはこうした実績に基づき、グローバル経営の高度化、グローバル業務効率化などの実現する価値に基づいた必要な評価・チェック項目につき、各領域において明確な定義を行うテンプレートを提供し、実現に向けた支援を行います。
データドリブン経営プラットフォーム構築支援
不確実性が極めて高い昨今の事業環境下においては、異常値やビジネスの前提が変わる事に伴う影響を早期に検知し、迅速に対策を講じることが、よりいっそう求められます。そのためには問題事象をデータで把握する仕組みが欠かせません。しかしながら、多くの企業において、業務・システムが複雑化する中で、意思決定に資する粒度・精度のデータに対し迅速にアクセスできる環境がなく、勘や経験に頼らざるを得ない状況に陥っています。あるいは現場が、データの収集・集計のためだけに、膨大な作業時間を要しているという事例も枚挙にいとまがありません。
NRIは、経営およびソリューションの両面の知見に基づき、データドリブン経営のあるべき姿をコンセプトのみならず、実効性を伴う具体的なシナリオとして描出します。その上で、データの原単位を定義し、それらを取得するためのシステム全体アーキテクチャおよび標準業務を、ERPとその周辺ソリューションも含め定義することが可能です。貴社のデータドリブン経営の実現を強力に支援致します。
Data Architecture イメージと課題例
プロジェクト実績
グローバル製造業A社におけるグローバル経営管理プロセス構想立案及びERP展開
- グローバル基幹システムの構想・管理標準の策定を実施
- グローバル勘定科目・経理業務の定義
- 管理標準に基づいた、海外拠点の原価標準業務を定義
- 本業務に基づいた基幹システムをERPを用いて実装
- グローバル各拠点への標準業務・システムの展開支援を実施
- 新拠点の立ち上げ支援(計画策定・実行支援)もNRIが実施
グローバル製造業B社におけるIFRSを起点としたグローバル管理構想及びERPシステム化計画
- IFRSを起点とした、グローバル管理体系の整備を構想化
- 管理会計の現行システムを分析し、原単位情報の整備を実施
- グローバル管理体系構想と、現状の管理会計システムの分析結果から、グローバル管理会計システム構想を策定
- システム構想からシステム化計画の策定まで支援
グローバル製造業C社におけるグローバル管理会計システム展開
- グローバル管理を実現する管理標準を定義
- 管理会計に必要となる、製造現場の原単位情報をグローバル部品表として実現する構想・システム化計画を策定
- グローバル部品表・グローバル管理会計システムを構築
コンサルタント紹介
福原 英晃
パートナー
石綿 昌平
AIコンサルティング部長
阿波村 聡
経営コンサルティング部長
寺坂 和泰
NRIシンガポール シニアチーフエキスパート
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株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部
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