NRIは、社員が健全にいきいきと働き続けることが、組織の活性化と持続的な成長に不可欠であると考えています。 長時間労働を抑えワーク・ライフ・バランスの向上を促進し、自身の健康や家庭生活も大切にしながら能力を十分に発揮できる環境を目指しています。

NRIは、健康経営優良法人認定制度の大規模法人部門である「健康経営優良法人(ホワイト500)」に2017年(第1回)以来6年連続で認定されています。
健康経営優良法人認定制度は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」の取組が特に優良である法人を顕彰する制度として、経済産業省により2016年度に創設されました。
同制度の審査は「経営理念」「組織体制」「制度・施策実行」「評価・改善」「法令順守・リスクマネジメント」の5つの観点で行われています。
NRI健康宣言2022
NRIは、社員一人ひとりが自らの健康に対して正しい知識・認識に基づき、長期的なQOLの向上に積極的に取り組むことを支援します。
活動目標
推進体制

「NRI健康宣言2022」の指標と目標
NRI健康宣言や目標設定の背景
NRIの最大の資源は人材です。社員が心身ともに健康であることが、持続的な成長・企業価値の向上には 必要不可欠です。 NRIでは、社長をCHOとし、経営層と一緒に4つの重点取り組み領域を定めました。
【4つの重点取り組み領域】
- 生活習慣病を減らす
- ストレスを減らす
- 喫煙率を減らす
- ワーク・ライフ・バランスを推進
NRI健康経営で期待する効果
ワーク・ライフ・バランスの向上
NRIグループは、社員が活躍でき、かつワーク・ライフ・バランスを実現できる職場環境の整備に取り組んでいます。育児・介護関連の制度については、一層の分かりやすさと使いやすさを目指し、拡充や改善を行っています。また、NRIでは、仕事を効率的に行う一方で仕事以外の時間を確保・充実させることをテーマに、2006年度から「スマート・ワークスタイル・キャンペーン」に全社的に取り組んでいます。退社時間や休暇取得などについて会社が指針を設けるのみならず、主体的に自分の時間をマネジメントすることを推進しています。
NRIの健康管理に関する状況
すべての社員に定期的な健康診断や人間ドックの受診を指示しているほか、健康管理室では、産業医が社員の健康相談に応じています。また、事業所内喫煙スペースの閉鎖や禁煙サポートなど、社員の健康づくりを応援しています。
2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | ||
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定期健康診断受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | |
定期健康診断有所見率 | 42.1% | 43.5% | 45.4% | 70.1% | 11.7% | 70.0% | 72.4% | |
喫煙率 | 18.9% | 18.5% | 17.0% | 15.9% | 15.0% | 14.7% | 13.0% | |
運動習慣比率 | 10.9% | 11.5% | 15.9% | 19.0% | 20.5% | 20.4% | 23.9% | |
要治療以上層比率 | 血糖 | 2.1% | 2.3% | 2.3% | 2.3% | 2.2% | 2.5% | 3.2% |
血圧 | 1.5% | 1.4% | 1.7% | 1.6% | 1.5% | 1.2% | 1.8% | |
脂質 | 4.0% | 4.0% | 3.6% | 3.4% | 3.1% | 3.9% | 4.2% | |
要治療以上層の事後対応率 | 42.0% | 48.0% | 56.0% | 71.6% | 77.6% | 66.6% | 59.2% | |
ストレスチェック | 実施率 | - | - | 85.9% | 74.0% | 94.7% | 92.0% | 94.0% |
高ストレス者比率 | - | - | 9.5% | 10.5% | 10.9% | 11.6% | 10.6% | |
復職プログラムにおける復帰率 | - | 61.0% | 62.0% | 63.0% | 63.0% | 58.0% | 63.0% |
また、NRIでは従業員の働きがいを把握し、会社全体で働きがいを創造していくために2021年度より従業員エンゲージメント *1 を計測しています。
2021年度 | ||
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従業員満足度調査*2 | 総合的満足度が高い割合*3 | 82.9% |
男性 | 83.8% | |
女性 | 79.4% |
- *1
組織に対する自発的な貢献意欲や、主体的に仕事に取り組んでいる心理状態を指標化したもの。
- *2
調査には、株式会社アトラエが提供するエンゲージメントサーベイ・解析ツール「wevox」を利用。
調査項目は、職務、健康、人間関係、組織風土、環境などの9つのキードライバーを元に設計。 - *3
「総合的満足度が高い割合」は7段階中、上位の(7)~(5)で回答した合計の割合。
取り組みの広がり
昨今では社員とその家族の健康に向けた取り組みにとどまらず、新型コロナワクチン職域接種にて取引先 パートナー向けにも門戸を開放する等、サプライチェーンの領域に対しても取り組みの幅を広げています。 また、主要なビジネスパートナーに対して健康経営への取り組み状況に関するアンケート調査を行うなど、健康経営を通してビジネスパートナーとのコミュニケーション連携を促進しています。
労働安全衛生
NRIグループは、社員に安全で健康的な職場環境を提供することを目標に、長時間労働の削減、深夜勤務の削減、有給休暇取得促進などに努めています。
NRIの労働時間管理に関する状況
2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
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労働者の一ヶ月当たりの平均残業時間 | 33.0時間 | 29.8時間 | 27.2時間 | 22.0時間 | 21.5時間 | 26.6時間 | 33.5時間 |
有給休暇取得率 | 66.9% | 66.5% | 70.6% | 71.4% | 71.3% | 71.1% | 64.1% |
- マテリアリティへの取り組み
- 創出する価値
- 価値を生み出す資本
- 経営基盤(ESG)