NRIパブリックマネジメントレビュー 2023年10月号
NRIは、中央省庁、地方自治体及び企業の皆様のニーズに応えて、さまざまな調査研究・コンサルティング活動を行っています。
『NRIパブリックマネジメントレビュー』は、その活動の成果や問題意識について広く皆様方に公開し、日頃の政策立案や事業展開のお役立ていただくための月刊ニュースです。
※組織名、職名は掲載当時のものです。
当サイト公開時期 : 毎月第3月曜
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昨今、サステナビリティへの注目度がより一層高まっている。その背景の一つとして、世界の総人口が増加を続ける中、2030年以降、生産年齢人口割合が減少に転じると予測されていることが挙げられる。人口ボーナス期から人口オーナス期への世界的な「大逆転」によって、経済成長の抑制が懸念されている。世界に先駆けて2010年ごろから生産年齢人口割合が低下し始めた欧州は、サステナビリティに対する意識も高く、いわば議論の震源地にもなっている。一方、日本のデフレと低金利を支えてきたとの見方もあるアジアの生産年齢人口も、2030年以降はピークアウトすると予測されており、サステナビリティの重要性は日本においてもますます増大すると考えられる。
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- 建築物の木材利用推進の背景、現状
- 建築物(特に非住宅)の木造化にあたっての課題と対策に向けた取り組み状況
- 木材の繰り返し利用によるさらなる建築物のカーボンニュートラル化
- おわりに
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- はじめに
- 森林Jクレのポテンシャル
- 森林Jクレと地域との関係性
- 地域由来の森林Jクレ発行におけるボトルネックと解決方針
- 森林Jクレを活用した地域の資源・経済循環のための「五位一体」スキーム
- おわりに
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- はじめに
- エンボディドカーボンとは
- エンボディドカーボン削減に向けた今後の展望
- おわりに
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新たなサステナビリティテーマとして、ネイチャーポジティブ(NP)が台頭してきた。先行するサステナビリティテーマであるカーボンニュートラル(CN)では、温室効果ガス(GHG)の排出・回収の場所は問わず「1トンは1トン」である。一方のNPでは、自然資本の利用による生物多様性への影響の程度は地域により異なる。
お問い合わせ先
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部
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