CONTENTS
- 効率化が求められる「経営インテリジェンス機能」
- AI活用による分析業務の自動化
- KPOによる分析業務の効率化
- 社内ビジネスアナリストの生産性向上
- 経営陣のコミットメントの重要性
要約
- 経営インテリジェンス機能とは、企業を取り巻く外部環境に関するさまざまなデータを収集し、自社に与える影響を分析する機能であり、野村総合研究所(NRI)では、不確実な時代に企業が継続的に成長するために必要不可欠な機能と捉えている。しかし、関連するデータの収集・分析には多くの手間がかかることから、今後、日本企業が経営インテリジェンス機能を強化するためには、その効率化が求められる。
- 効率化の方法の一つに、AIなどの最新テクノロジーの活用がある。たとえば、RPA活用によるマクロ環境データの取得や、AIを使ったKEIの探索、モデリングを使った影響分析の自動化などが挙げられる。
- 新しいアプローチとしては、ITO、BPOに次ぐ、第三のアウトソーシング形態ともいわれるKPOを使うことで、分析業務を効率化する方法もある。
- 海外の先進企業では、社内に、外部環境に関するデータを分析する専門のアナリスト部隊を組織化し、事業や業務の専門知識を有する現場スタッフと協業することで、自社への影響分析を効率化している事例もある。
- 企業に経営インテリジェンス機能を導入し、効率化させるためには、経営陣がまずその必要性を認識し、会社の方針として全社に浸透させるとともに、必要な予算を確保し体制を構築するなど、経営陣自らによる推進力が最も重要である。
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