CONTENTS
- データヘルスの浸透と医療・介護体験の変化
- データヘルスがもたらす新たなヘルスケア体験の実現に向けて
- 地域医療・介護の変革に向けた民間活力の展開可能性
要約
- わが国では、戦後80年を経て、発展途上国型の医療提供体制から生活習慣病をはじめとする慢性疾病治療に重きを置くようになった。現代では、生活習慣病の発症予防を先駆けとして、健康・医療・介護領域における発症/重症化予防が進められている。
- デジタルヘルスの活用は、Society5.0の中でも論じられており、健康寿命の延伸などデータ活用によるウェルネスサービスの個別最適化が図られようとしている。現在では、疾患管理型ソリューションも多くサービスインしている。
- PHR(Personal Health Record)や、プログラム医療機器、DTx(Digital Therapeutics)など、健康増進・疾病管理においては、スマートフォン・ウエアラブル端末などを用いたソフトウエアによるヘルスケアサービスが科学的にも効果を発現しつつある。
- 今後は、健康・予防投資を積極的に推奨し、予防費用が疾病治療や介護に必要となる個人支出よりも経済性で優れていることを社会全体で示しつつ、個々人が自らヘルスデータを読み解き、行動を起こせるよう、健康投資の礎を成すヘルスリテラシー教育を推進することが重要である。
PDFファイルでは全文お読みいただけます。
執筆者情報
※組織名、職名は現在と異なる場合があります。
購読に関するお問い合わせ先
年間購読をご希望される方は、下記問い合わせ先へお願いします。
NRIフィナンシャル・グラフィックス
戦略マーケティング部
Mail : chiteki-dokusha@nri.co.jp
Tel:03-5789-8251(平日9:30~17:00) Fax:03-5789-8254
※FAXでのお問い合わせは下記お申し込み用紙をご使用ください。