CONTENTS
- 増加するアクティブシニアの様相とシニアへのアプローチ
- デジタルが救うシニアの生活
- 「人生100年時代」を生きるシニア生活のポイント
要約
- 日本の総人口が減少する中で、65歳以上のシニア人口は増加を続けている。セグメントボリュームが増加するにつれて、シニアをひと括りで捉えることは難しくなってきている。特に活動的で多様な価値観を持つ団塊世代がシニアに区分されてからは、シニアにおける行動のアクティブ化・デジタル化傾向が進んでいる。
- スマートフォンを保有するシニアが増加し、能動的に情報を取得するデジタル情報志向は高まりつつあるが、現時点では溢れる情報に対する疲労感から、情報収集は従来型のマスメディアを参照する傾向が強い。マーケターはシニアにリーチするためのメディア活用を検討し、ターゲットに応じた情報提供をしていくことが求められる。
- インターネットを利活用できるデジタルシニアは、消費においては付加価値志向を持ち、趣味などの活動もアクティブである。また、身体が不自由で支援を必要とするシニアはデジタルによる利便性提供への期待感が高く、今から5~10年後に団塊世代が後期高齢者に区分されることを踏まえると、デジタル活用に対するシニアの利便性ニーズを満たすことが、シニア市場戦略のカギとなる。
- 社会的交流のあるシニアは、生活満足度が高く、趣味などの活動も活発である。定年後に就業を続けることも、社会的交流を維持する重要な要素である。特にシニア就業者は会社や組織の発展に貢献する意識が高く、これまで培ってきた経験・スキルの活きる職種や後進の指導を担うポジションを増やすことは、シニアの活躍の場を広げるとともに、会社・組織の発展にも有効に機能する。
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