CONTENTS
- はじめに
- 衛星データの概要
- 国内外の衛星データビジネスの現状と課題
- ビジネスでの活用におけるシーズ側でのブレークスルー
- 衛星データビジネスを創る3つのアプローチ
- 具体的に企業ができること
要約
- 衛星データ活用は、グローバルな宇宙産業において最も市場規模が大きく幅広い域で利活用が見込まれている。しかし実際にビジネスとしてマネタイズに成功した事例は多くなく、ユーザーのニーズにデータ側のシーズが追いついていないのが現状である。衛星データのアナリティクスとの融合は大きなポテンシャルを秘めるが、衛星データはその技術的特殊性の高さから扱いが難しく、シーズをビジネスニーズへと橋渡しできる人材が不足しているという課題がある。
- 野村総合研究所(NRI)では、衛星データビジネスを創出するためのアプローチとして、「新規事業を目指す」「コスト削減を狙う」「CSRとして提案する」の3つを提唱する。その実現のためには、データ起点ではなく課題起点で考えるワークショップの開催や、自社データを衛星データと同化させることによるインテリジェンスの創出を考えていくことが必要である。
- 衛星データを保有するデータプロバイダーと、実利用を模索するユーザー企業にはまだ大きなギャップがある。本稿では、日本また世界における衛星データの活用事例やプレーヤー動向を分析し、業界としての近年のトレンドと課題を整理した。DXの潮流を汲んだ衛星データビジネスの創出に向け、ユーザー企業またデータプロバイダーの向かうべき方向を提言する。
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NRIフィナンシャル・グラフィックス
戦略マーケティング部
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