CONTENTS

Ⅰ 化学・素材産業再編の歴史
Ⅱ 日本の化学・素材産業の現在地
Ⅲ 化学・素材産業にとって機会となり得る未来型事業領域
Ⅳ 2050年に向けた日本の化学・素材産業の課題と打ち手

要約

  1. 化学・素材産業は過去から統合と分散を繰り返し、産業レベルでポートフォリオの最適化を進めてきた。特に欧米においては、SABIC社によるDSM-フィルメニッヒの石油化学事業の買収、ダウとデュポンの合併と分裂など、大きな変化を踏まえて現在に至る。
  2. 一方で、今でこそ業界再編がメディアでも取り沙汰されるが、日本の化学・素材産業の再編規模は決して大きくなく、売り上げ規模・時価総額双方でグローバルトップメーカーから引き離されている。
  3. 足元では、将来に向けた大きな技術革新が進行する中、国内の化学・素材産業は事業の選択と集中を通じた業界再編を進めつつも、自社の競合優位性を認識したうえで将来の大きなビジネスチャンスを見定め、新規事業の育成に注力するなどの事業改革を進める必要がある。
  4. 本稿では、世界の業界再編の流れから見た日本の化学・素材産業の現在地を明らかにした後に、将来のトレンド分析とも併せて2050年目線での日系企業が直面し得る課題を俯瞰的に提言するとともに、各課題に対する打ち手を論ずる本特集の後稿とのつながりを示す。

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執筆者情報

  • 福島 稜のポートレート
    名前
    福島 稜
    所属・職名
    グローバル製造業コンサルティング部 化学・素材グループ
    シニアコンサルタント
  • 合田 索人のポートレート
    名前
    合田 索人
    所属・職名
    グローバル製造業コンサルティング部 化学・素材グループ
    マネージャー
    プロフィール

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