ビッグデータの利活用への期待が高まる中、データ保護が重要な課題となっている。プライバシー保護や情報セキュリティを確保しながら、データの活用を促進する仕組みの将来像はどのようなものか。データサイエンス分野において世界的な権威であり、ビッグデータの活用を通した国際的な取り組みにも核となる役割を担われているアレックス・ペントランド教授に語っていただいた。

トランプ政権のもと、大型減税など拡張的財政政策が、米国財政赤字の急拡大を生んでいる。また、それが貿易赤字の拡大を促し、80年代にもみられた双子の赤字問題を深刻化させている。足もとで生じた株価下落などの市場動揺の背景には、双子の赤字問題に根差した米国の財政や通貨への信認低下もある。

近年、台風や大雨などの自然災害発生回数が増加、また被害規模が拡大しており、損害保険会社における損害調査の迅速化・効率化が求められている。その中でドローンの活用が必要不可欠となってきている。

機械学習やAIの発展に伴い、急速な進化を遂げているのがVUI（ボイスユーザーインタフェース）である。金融機関にとってVUIサービスはオムニチャネル戦略の一環と位置づけられている。海外では決済まで含めたサービスが行われており、国内でもよりユーザーが利用したいサービスの提供が期待される。

仮想通貨取引所での不正送金事件等でホットウォレットへの攻撃が注目を集める一方で、コールドウォレットであり安全性が高いとされるハードウェアウォレットに対する攻撃も確認されている。今後仮想通貨が普及する中で、ウォレットを狙った攻撃は加速すると考えられる。ユーザのセキュリティ意識を啓発していくことがさらに重要になるだろう。

中国では、「金融機関の資産管理業務の規範化に関する指導意見」（2018年4月実施）を受けて、銀行の資産管理業務の新規定が発表・実施される。中国のアセットマネジメント業界は新時代を迎えるが、足元では景気への配慮から、規定の実施に曲折も予想される。

人間同士の会話の場合、意識的か無意識かはあるにしろ、相手の応答と変化を先読みして、自分の応答を選択している。