金融ITフォーカス 2019年5月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)は、世界と比して周回遅れという声が聞かれる。経済産業省が昨年9月に発行した「DXレポート」は、このままDXが実現しないと、2025年以降、年に12兆円の経済損失が生じる可能性があると指摘した。こうした危機感とその打開策について、「DXレポート」を主導した情報技術利用促進課長の中野氏に語っていただいた。
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金融市場
米国経済は2014年から15年にかけて、ECBとFRBの金融政策の方向が真逆になったことで大幅なドル高を経験した。今回、FRBが金融政策正常化を実質的に終了させる理由の一つは、これ以上のドル高を阻止したかったからではないか。
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金融市場
デジタル化が急速に進む社会では、GDPでは捉えられない消費者の主観的な「お得感」(消費者余剰)が急拡大しているが、それを金銭化・定量化してGDPに加えようという野心的な試みがある。このほかにもデジタル資本主義にふさわしいGDPを代替する様々な指標が検討されている。
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リテールビジネス
親や祖父母が富裕層・超富裕層である「親リッチ」は全国に235万人いると推計され、金融サービスにおける今後の有望なマーケットである。親リッチの金融リテラシーなどを踏まえれば、そのアプローチは、彼らにマッチしたデジタル戦略及び異業種連携戦略の深掘に求められる。
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デジタルイノベーション
スマホによるQRコード、バーコード決済サービスを展開する「○○Pay」が乱立している。さまざまな出自の提供主体が、店頭決済方式、精算方式を組み合わせながらサービスを提供している。ポイントの大量付与合戦が始まっているが、その中で、顧客と加盟店をつなぎとめる策を見いだせるかどうかが勝敗を分けていく。
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金融インフラ
漫画「サザエさん」の父親役である磯野波平は、定年直前の54歳という設定であった。彼のセカンドライフは18年あまり。実はいまもこの数字は変化していない。平均余命の長期化を考慮すれば、70歳定年が常識ではないか。70歳定年が定着すれば、社会保障の担い手不足論議もそれほど深刻に考える必要はないように思われる。
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数理の窓
「空飛ぶ宝石」と呼ばれるカワセミ。おなかは鮮やかなオレンジ色、背中は中央にコバルトブルー、その両側にサファイアブルー。いずれのブルーも、スパンコールが散りばめられているかのように光り輝き、見るものを魅了する。
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『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp