金融ITフォーカス 2021年2月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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コロナ禍での株価の高騰は、大胆な金融緩和だけでなく、先制的な金融システムの安全性担保や個人の貯蓄増といった要因が重なって起きており、当面は実体経済の動向と相反する形で株価は推移しやすい状態が続こう。
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英国のCFRFガイドは、Prudential Regulation Authorityの気候リスクに関する監督指針を補完するものである。そこに明記されているリスク・アペタイトの優れた慣行は、他のリスクにも適用できる。国内金融機関にとっては、気候リスク・アペタイトの設定だけでなく、既存のRAFの高度化の一助になると考える。
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保険ビジネス
ソフトウェア開発手法のひとつである「形式手法」を用いれば、複雑かつ多くの条件を基に判断を行う業務を簡便に実装することができる。AI(人工知能)の利活用が広がることで、検証ツールの性能も向上しており、保険会社における保険金・給付金支払判断といった業務に応用できる可能性がある。
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中国金融市場
中国では、官民が連携してデジタル人民元の実用化に向け、実証実験が積極的に行われている。ECサイトでの利用を進めるためのサブウォレットも開発された。しかし、デジタル人民元の円滑導入には法制度の整備やエコシステムの構築等の課題が残っている。
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数理の窓
ダイイングメッセージはミステリー小説の小技に使われる。真実解明に寄与するには、受け手が解読できること、消されず残ること、他人の創作でないことの証明が必要だ。
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- A4版・16ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
お問い合わせ先
『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp