金融ITフォーカス 2024年5月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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日米欧などの先進国のサービス価格は、コロナ前よりも高い上昇率で高止まっている。この背景には、コロナ禍からの出口で起きた労働市場の逼迫だけでなく、先進国地域で起きている人口動態面からの労働需給の引き締まりが影響している可能性がある。
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「dRAF」は、システム(d:デジタル化)による支援の下に、動的(d:ダイナミック)に有価証券運用のPDCAサイクルを運用することにより、戦略的意思決定(d:ディシジョンメイキング)を促すという野村総合研究所が考える新たなRAF(リスク・アペタイト・フレームワーク)の概念である。
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サステナブルファイナンス
日本でも2050年のネットゼロ達成に向け、2026年度からカーボンプライシングの活用が検討されている。トランジション促進による政府目標達成と、経済の持続的発展のために価格機能を発揮させる上では、炭素排出の需給バランスを満たしつつ行動変容を促す「均衡炭素価格」を示し、国内外の理解を得ることが重要だ。
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デジタルイノベーション
2020年5月に立ち上がったデジタル証券市場は、2023年度は昨年度比5倍以上の976億円を達成し急速な成長を遂げた。海外でもReal World Asset(RWA)として注目を集める日本のデジタル証券は、2023年度にその活用が実証実験から実用段階に移行した。2024年度も引き続き進展していくものと想定される。
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中国金融市場
中国は2060年のカーボンニュートラルの実現に向け、2020年からトップダウンで気候ファイナンスの政策枠組みを構築し、試行地域に対し気候ファイナンス関連のプロジェクトアーカイブやプラットフォームの構築を積極的に進めている。
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保険の2030年アジェンダ
急成長している米国のペット保険市場において、大手ペット保険会社はペットの健康を維持するための日常的、予防的ケアの費用をカバーするウェルネスサービスを提供している。日本においても、付帯サービスの一つとして、ウェルネスサービスの可能性について検討すべきではないだろうか。
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数理の窓
あなたと友人は投獄されている。看守からあるゲームを提案された。隣の部屋に4×4マスのチェスボードがある。すべてのマスには、コインが表と裏にランダムに置かれている。最初に1人で入ったあなたは、看守から0から15の数字の1つを告げられる。あなたは、16マスのコインのうち、どれでも1枚だけ選んで裏返すことができる。
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- 毎月5日発行(原則)
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- A4版・16ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
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『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp