近年、社会人の学び直しの重要性が広く認識されるようになった。これまでの日本で重視されてきたOJT(日常の業務に就きながら行われる教育訓練)のみでは、テクノロジーの発展などに伴う業務で求められるスキルの変化に対応しきれなくなったことが主な背景である。
企業が求める学び直しとは何かについて、大学に対する企業経営者の期待を例にとって見てみたい。NRI が企業の経営層に対して独自に実施したアンケートによると、従業員のリスキリングに関する取り組みを実施する上では、最先端の知識を習得することによる既存事業の拡大および新規事業の立ち上げが期待されてることがわかる(図表)。このような、特定分野における専門性を生かしてビジネスモデルの設計・変革を担う人材の一つとして「ビジネスアーキテクト」が挙げられる。以下では、デジタルトランスフォーメーション(DX)や知財分野における「ビジネスアーキテクト」について紹介する。

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    名前
    田邉 雄斗
    所属・職名
    社会システムコンサルティング部
    コンサルタント

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