概要
世界の金融当局は、十分な規制措置を講じた上で、フェイスブックが主導する新デジタル通貨リブラ計画を受け入れていく必要があります。仮にリブラを潰しても、第2、第3のリブラ、つまりプラットフォーマーらによるデジタル通貨は今後も出てくると予想されるからです。
他方、リブラ計画にいち早く反応したのが、中国のデジタル人民元発行計画です。これは、ドルに対抗する人民元国際化の起爆剤となります。リブラ計画によって、グローバル・デジタル通貨争いと通貨覇権争いという2つの「パンドラの箱」は開かれてしまいました。
本フォーラムでは、金融当局がリブラとデジタル人民元にどう向き合うかについて、提言します。
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