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野村総合研究所、CDP「サプライヤー・エンゲージメント評価」において4年連続で最高評価を獲得

2023/03/31

株式会社野村総合研究所

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株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は、2023年3月15日、環境問題関連の情報開示プラットフォームであるCDP1が公表した2022年の「サプライヤー・エンゲージメント評価」において、最高評価の「リーダー・ボード」として認定されました。これは、NRIグループが掲げたサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量削減目標や気候変動リスク低減に関する対応、並びにその実現に向けたビジネスパートナーとの協働が、グローバルリーダーにふさわしいと評価されたものです。
なお、NRIは昨年12月に、CDPによる2022年の気候変動に関する調査において、最高評価の「CDP Aリスト」企業にも選定2されています。

「サプライヤー・エンゲージメント評価」について

CDPの気候変動に関する調査(以下「CDP気候変動質問書」)は、世界の株式時価総額上位の企業を対象に、各社の温室効果ガス排出削減活動や気候変動緩和対策の取り組みなどを調査するものです。CDPの「サプライヤー・エンゲージメント評価(SER)」は、購買組織・企業によるサプライヤーとの協働の取り組みを評価し、ベストプラクティスを認めるシステムを構築することによって、全世界のサプライチェーンにおける排出量に関する取り組みを加速させることを目指しています。SERは、CDP気候変動質問書(完全版)の4つの主要分野の質問(ガバナンス、目標、スコープ3管理、サプライヤー・エンゲージメント)への回答に基づいて評価が行われます。更にCDP 気候変動質問書全体のスコアも、気候変動に関する企業の全体的なパフォーマンスとして考慮されます。SERで最高評価を獲得した企業が、サプライヤー・エンゲージメント・リーダーとして表彰されます。2022年のSERでは、CDP気候変動質問書の完全版に回答した企業の上位8%の653社が最高評価の「リーダー・ボード」に選定されました(うち日本企業は131社)。

NRIの気候変動に関するビジネスパートナーとのエンゲージメント

NRIグループは、サプライチェーン全体で事業活動に伴う温室効果ガス排出量を削減するために、「取引先の7割がSBT3水準の温室効果ガス排出削減目標を設定する」という目標を設定しています。また、2023年2月に公表した新たな目標では、「2030年度までにScope3排出量を2019年度比で30%削減」「2050年度までにScope3を含めてネットゼロ4を達成」という目標を設定しました5。この目標を達成するために、国内外のビジネスパートナーと「サステナビリティダイアログ」を毎年開催し、気候変動を含むサステナビリティに関するテーマについて各社と意見交換を行っています。また、2022年度はビジネスパートナー向けに温室効果ガス排出削減目標の設定に関するワークショップを開催しました。更に2021年度からScope3排出量6をより正確に把握する目的で、CDPサプライチェーンプログラム7にも参加しています。
これら、気候変動に関するビジネスパートナーへの働きかけが国際的に高いレベルにあると評価され、今回の選定につながったものと考えています。

NRIグループは、「未来創発」の企業理念の下、気候変動問題をはじめとした社会課題に対し、さまざまなステークホルダーとともに新たな価値を創造し、持続可能な未来社会づくりに貢献していきます。

  • 1  

    CDP:環境問題に高い関心を持つ世界の機関投資家や主要購買組織の要請に基づき、企業や自治体に、気候変動対策、水資源保護、森林保全などの環境問題対策に関して情報開示を求め、また、それを通じてその対策を促すことを主たる活動としている非営利組織です。
    CDP 「サプライヤー・エンゲージメント評価」については、次のCDPのウェブサイト(英語)をご覧ください。
    https://www.cdp.net/en/research/global-reports/scoping-out-tracking-nature-across-the-supply-chain

  • 2  

    「野村総合研究所、CDP気候変動調査において最高評価となる「Aリスト」企業に4年連続で選定」:
    NRIのお知らせ https://www.nri.com/jp/news/info/cc/lst/2022/1213_1

  • 3  

    SBT:Science Based Targetsの略。パリ協定が求める水準と整合した、申請時から5年~10年先を目標年として企業が設定する、温室効果ガス排出削減目標のことです。SBTイニシアチブがガイドラインを発行し、目標の認定を行っています。
    SBTイニシアチブ ウェブサイト(英語)https://sciencebasedtargets.org/

  • 4  

    ネットゼロ:人為的な温室効果ガス排出量と除去量のバランスが取れており、大気中への温室効果ガス排出量が正味ゼロの状態を指します。

  • 5  

    「NRIグループ、2050年度までのネットゼロ達成を宣言~SBTi企業ネットゼロ基準に則り、新たな温室効果ガス排出削減目標を設定~」:
    NRIのニュースリリース https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2023/cc/0224_1

  • 6  

    Scope3排出量:Scope1(事業者自らによる温室効果ガスの直接排出)、Scope2(他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出)以外の間接排出量。サプライチェーンでの製造、従業員の通勤・出張などに伴う温室効果ガスの排出量を指します。

  • 7  

    CDPサプライチェーンプログラム:参加メンバー企業・団体がCDPの開示システムを通じて、取引先に対して質問書への回答要請を行う仕組みのことです。

ご参考

●NRIグループのサステナビリティに関する取り組み

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株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 玉岡
TEL:03-5877-7100
E-mail: kouhou@nri.co.jp

本件に関するお問い合わせ

株式会社野村総合研究所 サステナビリティ推進室 伊吹、高橋
E-mail: 41sustainability@nri.co.jp