- お知らせ
NRIグループ、SBTイニシアチブより「ネットゼロ目標」の認定を取得
〜2050年度までに、バリューチェーン全体で温室効果ガス排出量をネットゼロに〜
株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は、NRIグループが、国際的な環境イニシアチブである「Science Based Targets initiative(SBTイニシアチブ)1」から温室効果ガス排出量「ネットゼロ目標」の認定を取得したことをお知らせします。
NRIグループは、2050年度におけるScope1+2+3(自社のみならず、サプライチェーンを含めた「バリューチェーン」全体)の温室効果ガス排出量2を、ネットゼロ3とする目標を公表しています。この度、当該目標がSBTイニシアチブの「ネットゼロ基準4」に合致している目標であるとして、2024年2月にSBTイニシアチブのネットゼロ目標の認定を取得しました。また、従来認定されていた2030年度までの温室効果ガス排出量削減目標についても削減率を引き上げ、SBTイニシアチブの最新基準に合致した目標として認定を取得しました。NRIグループが掲げる目標の詳細は下表の通りです。
表:SBTイニシアチブの認定を取得したNRIグループの環境目標
時間軸 | NRIグループの温室効果ガス排出量 | |
---|---|---|
Scope1+2 | Scope3 | |
短期目標 (1.5℃水準) |
2030年度までに97%削減(2019年度比) | 2030年度までに30%削減(2019年度比) |
長期目標 (1.5℃水準) |
2050年度までに最低でも97%削減を維持 (2019年度比) |
2050年度までに90%削減(2019年度比) |
ネットゼロ目標 | 2050年度までにバリューチェーン全体でネットゼロ*を達成
|
NRIグループでは上記目標の実現に向けて、データセンターをはじめとした各拠点における再エネ調達の高度化やエネルギー消費の最適化、Scope3排出量削減に向けたビジネスパートナー各社との協働を引き続き推進していきます。これらの取り組みを含む、ネットゼロ達成に向けた低炭素移行計画と排出量削減実績に関する詳細は、次のURLをご参照ください。
https://www.nri.com/jp/sustainability/environment/data
NRIグループはこれからも、コーポレート・ステートメント「Dream up the future. 未来創発」のもと、気候変動をはじめとした環境・社会課題に対し、さまざまなステークホルダーの皆様と共に新たな価値を創造し、サステナブルな社会の創出に貢献していきます。
- 1
SBTイニシアチブ:産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるため、企業による科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標達成を推進することを目的として、気候変動対策に関する情報開示を推進する機関投資家の連合体であるCDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4団体により設立されたイニシアチブ。詳細は次のURLをご参照ください。 https://sciencebasedtargets.org/
- 2
Scopeとは企業による温室効果ガス排出量の算定・報告の対象範囲のこと。
Scope 1:燃料の燃焼など当社グループからの直接排出。
Scope 2:他社から供給された電気などの使用に伴う間接排出。
Scope 3:Scope 1,2以外の温室効果ガスの間接排出。購入した製品・サービス、従業員の通勤、出張など。 - 3
ネットゼロ:人為的な温室効果ガス排出量と除去量のバランスが取れており、大気中への温室効果ガス排出量が正味ゼロの状態のこと。
- 4
ネットゼロ基準:産業革命前からの気温上昇を1.5℃以内に抑え、2050年までのネットゼロを達成する目標を設定するための、標準化された基準。SBTイニシアチブが2021年10月に公表した。
- 5
残余排出量:ネットゼロ目標の時点で自社グループのサプライチェーン内で削減できない排出量のこと。
- 6
中和化:サプライチェーンの外で、炭素除去技術などを活用し残余排出量を相殺すること。
【ご参考】NRIグループのサステナビリティに関する取り組み
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