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「NRI学生小論文コンテスト2019」12月20日の最終審査会で8作品を表彰

2019/12/20

株式会社野村総合研究所

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株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:此本臣吾、以下「NRI」)は、「サステナブル未来予想図 ~豊かで活力ある未来のために~」をテーマとした、「NRI学生小論文コンテスト2019」の『最終審査会・表彰式』を、12月20日にNRI本社で行いました。大学生・高校生の両部門を合わせて2,300作品の応募があり、厳正なる審査の結果、大賞、優秀賞、特別審査委員賞あわせて8作品が選出され、引き続いて表彰式が行われました。

審査は、(1)事務局による「予備審査」、(2)NRIグループの社員による「一次審査」、(3)池上彰氏(ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授)・最相葉月氏(ノンフィクションライター)の2名を特別審査委員に迎えた「論文審査会」(二次審査)、(4)論文審査会メンバーにNRI役員を加えた「プレゼン審査」の4段階で行っています。
当コンテストは今年で14回目となりましたが、プレゼン審査は2017年度から導入し、今年で3回目となります。プレゼンテーションの様子は、後日、NRIのYouTubeアカウントに掲載する予定です。

 

写真:11月22日に実施した論文審査会(二次審査)の様子 

【11月22日に実施した論文審査会(二次審査)の様子】

入賞者および入賞論文タイトル

【大学生の部】

大賞

えらぶのゆきプロジェクト
中吉 聖仁(なかよし きよひと)さん 鹿児島大学 法文学部 3年
是石 弘基(これいし ひろき)さん  鹿児島大学 法文学部 3年 (共著)

 

優秀賞

海洋プラスチックごみで道路を再生
大野 いずみ(おおの いずみ)さん 早稲田大学 スポーツ科学部 3年

 

特別審査委員賞

孤独の解消で始まるサステナブルな未来の土台づくり
中䑓 千智(なかだい ちさと)さん 早稲田大学 政治経済学部 3年

【高校生の部】

大賞

アフリカの子供達と世界をつなぐ「BUDDY」プロジェクト
森田 輝(もりた きらり)さん 市川高等学校 2年

 

優秀賞

AIaaSで高齢者に給食を、健康でサステイナブルな幸福を
佐野 綾花(さの あやか)さん 金沢泉丘高等学校 2年

 

AI搭載型献立アプリ「WFD」 ―スマホで始める食品ロス対策―
玉井 佳音子(たまい かのこ)さん 中央大学高等学校 3年

 

特別審査委員賞

未来につなぐ学びの場づくり「未来まちづくりプロジェクト」
宮川 幸己(みやかわ こうき)さん 本庄東高等学校 2年

 

持続可能な街づくり ―住み続けられるまちづくりを実現するには―
米山 太樹(よねやま たいき)さん 狭山ヶ丘高等学校 2年

 

※敢闘賞・奨励賞の受賞者については、以下をご参照ください。
https://www.nri.com/jp/news/event/lst/2019/cc/sustainability/contest/result

ご参考

●審査委員による総評

地球温暖化による自然災害の多発、政情不安やテロの増大、貧富の差の拡大など、世界にはさまざまな社会課題が存在します。このような社会課題を抑制し、社会や環境に配慮しながら人々の生活や社会活動の基盤を守るために、サステナブル(持続可能)な社会を目指す活動が一層求められています。そこで今回は、「サステナブル未来予想図 ~豊かで活力ある未来のために~」というテーマを設定しました。大学生や高校生の皆さんが、サステナブルな地球社会を構築していくために、どんな課題を発見し、新しい技術や考え方を取り込んで、どんな解決策を提示してくれるだろうか、という期待感をもって審査にあたりました。

集まった論文は、環境問題、リサイクル、食品ロスから少子高齢化、地域社会の問題まで、さまざまな問題を取り上げており、大変読み応えがありました。一方で、サステナビリティというテーマ設定のためか、大胆な課題設定や未来像を描きにくく、斬新な解決策の提示に苦戦している印象も受けました。
大学生の論文については、環境問題や孤独の問題など、現代の切実なテーマに真正面から向き合った、堅実で実現可能性が高い提案が多く見られた点は評価できるものの、短期的な未来予想図にとどまった、小粒な提案が多い感も否めませんでした。もっとグローバルな観点から、具体的な行動を伴った提案や実践を提示してほしいという思いを持ちました。
高校生の論文については、広い視野でバラエティに富んだ課題を取り上げており、未来性や自由度の高いユニークなアイデアが多く見られました。グローバル目線で課題解決に挑んだ、勢いのある作品もあり、頼もしく思いました。

また、今回の審査で気になった点として、前提部分が長過ぎる論文が多いことが挙げられます。字数制限がある中で、問題提起やデータ提示などに文字数を費やしてしまい、後半のアイデアを深掘りできず、論の展開が手狭になっている傾向が感じられました。序章はエキスにとどめ、もっと想像力を羽ばたかせてオリジナリティを発揮してほしいと感じました。
審査ではそのような点も重視しながら、文章力や自らの考えを伝える力についてもしっかりと評価を行いました。そのうえで、オリジナルなアイデアで、未来に向けた持続可能なしくみ、「サステナブル未来予想図」を提示している論文を、今回の受賞論文に選定しました。

●各入賞論文の評価のポイント

【大学生の部】

大賞
えらぶのゆきプロジェクト
中吉 聖仁(なかよし きよひと)さん 鹿児島大学 法文学部 3年
是石 弘基(これいし ひろき)さん  鹿児島大学 法文学部 3年

(評価のポイント)
沖永良部島にごみとして漂着するマイクロプラスチックの問題を、南の島では見られない「雪」を降らすという大胆な発想で、「えらぶのゆきプロジェクト」という観光客向けの、スノードーム作製エコツアー構想に発展させている。完全オリジナルで創造的な提案であり、実現可能性の高さや、持続可能なマイクロプラスチック回収のしくみを提示している点が審査委員の評価を集めた。実際に島に足を運んで行った調査にも説得力があり、論文としての完成度も高い。他の地域への汎用性や発展性も感じられる。

 

優秀賞
海洋プラスチックごみで道路を再生
大野 いずみ(おおの いずみ)さん 早稲田大学 スポーツ科学部 3年
(評価のポイント)
世界的な脱プラスチックの潮流の中で、プラスチックごみを日本の大きな社会問題と捉え、液状化した町で繰り返される道路工事に着想を得て、プラスチックごみを道路舗装に使うというアイデアを提示。プラスチックの「分解されない」性質を、「自然の影響を受けない」というプラスの価値に転換した視点には独自性がある。問題提起から解決策の提示に至る、ファクトを交えた説明にも説得力があり、読み応えがある。目の前のことを「わが事」として懸命に考える姿勢が、さらに評価を押し上げた。

 

特別審査委員賞
孤独の解消で始まるサステナブルな未来の土台づくり
中䑓 千智(なかだい ちさと)さん 早稲田大学 政治経済学部 3年
(評価のポイント)
「サステナブルな未来を作るためには、人々が健康であることが必要である」という思いと、「孤独は健康に悪影響を及ぼす」という経験から、ファーマーズマーケット文化を広めて孤独感の解消にアプローチすることを提案。現代の「孤独」についてしっかりと分析を行い、孤独の問題とファーマーズマーケットを結び付けて、消費を通して生産者と交流するという着想がユニークである。海外のファーマーズマーケットに足を運んで調査し、日本に適用しやすいタイプを抽出して実現可能性を検討している点も評価できる。

【高校生の部】

大賞
アフリカの子供達と世界をつなぐ「BUDDY」プロジェクト
森田 輝(もりた きらり)さん 市川高等学校2年
(評価のポイント)
ボランティア体験を土台に、グローバルな視野で「今すぐ自分ができることは何か」を考えた意欲的な論文である。日本の高校生がアフリカの子供達とテレビ電話でつながることにより、アフリカの子供達が、自分の知らない世界に触れ、視野を広げ、豊かな未来を自ら築いていくことサポートするという「Buddy」プロジェクトを提唱している。このプロジェクトは、一過性の問題解決ではなく、サステナブルな取り組みであることを、高く評価したい。日本の学生の視野を広げる意味も大きいと思われ、互いに学び合える関係が持続性につながる。豊富な具体例や実現に向けたプロセスが、説得力を高めている。

 

優秀賞
AIaaSで高齢者に給食を、健康でサステイナブルな幸福を
佐野 綾花(さの あやか)さん 金沢泉丘高等学校2年
(評価のポイント)
自身の祖母にまつわる体験を踏まえて、高齢者の健康寿命の延伸のために、「高齢者」、「スーパーなどによる配食サービス」、「医療」の3つを、AIの力を利用してネットワークすることを提案。すでにある高齢者への配食サービスや見守りサービスを、フードロス問題や高齢者医療問題につなげた着眼点とオリジナリティを高く評価した。「豊かで活力ある未来のために」というテーマにも合致し、高齢者にとって重要なインフラの提案になっている。説得力のある文章で、論文としての構成力にも優れている。

 

優秀賞
AI搭載型献立アプリ「WFD」 ―スマホで始める食品ロス対策―
玉井 佳音子(たまい かのこ)さん 中央大学高等学校3年
(評価のポイント)
まだ食べられる物が捨てられるという食品ロス問題に着目し、消費者自身が食品ロスを減らすことをサポートする献立アプリを提案。食品の有効利用、小売店との連携、余った食品を寄付できる場所の提示など、台所が世界につながっているという非常に身近な所から発想し、しかもすぐに始められる食品ロス対策になっている。具体性の高いアプリ機能の提案は、事業案としても種になり得る水準であり、独自に考え抜く著者の姿勢を高く評価した。食の見える化は健康維持などにもつながり、人間が思いつかないAIが考えた献立には、さらなる展開の可能性が感じられる。

 

特別審査委員賞
未来につなぐ学びの場づくり「未来まちづくりプロジェクト」
宮川 幸己(みやかわ こうき)さん 本庄東高等学校2年
(評価のポイント)
「持続可能な未来につながる魅力的な町は、住む人が自分たちの地域の課題を『自分ごと』として考え、行動する町である」という思いから、児童会・生徒会を活用して地域の学びの場を作り、「知る・考える・体験する」しくみを作ることを提案。高齢化や人口減少の問題が深刻な地方都市において、これからの時代に一層重要となる地域ネットワークの土台づくりについて、真剣に考える姿勢が高く評価された。地方に生きる人々にとって切実な問題に対して、子供から大学生までがつながって乗り切りたいという強い思いが響いた。

 

特別審査委員賞
持続可能な街づくり ―住み続けられるまちづくりを実現するには―
米山 太樹(よねやま たいき)さん 狭山ヶ丘高等学校2年
(評価のポイント)
地球温暖化による海面上昇で危機に陥っている国があるという問題に着目し、「海の上に持続可能な街を作る」という大胆なアイデアを提案。海上都市のメリット・デメリットをこまかく考察し、実現させる意味を掘り下げている。何より、海上都市の建設という雄大な発想が楽しい。海面上昇に対して現代の技術を使って課題解決を図る提案であるが、「持続可能な街づくりには、最新技術を最大限に活用することが不可欠で、人間の住みやすさと自然への配慮を両立する必要がある」との主張から、今後のさらなる技術開発の可能性も期待させられる。

●「NRI学生小論文コンテスト2019」の概要

 

  • 1.対象:

    全国の大学院生、大学生、高校生

  • 2.テーマ:

    Share the Next Values!
    「サステナブル未来予想図 ~豊かで活力ある未来のために~」

  • 3.審査プロセス:

    (1)事務局による予備審査

    (2)NRIグループ社員による一次審査

    (3)二次審査委員による論文審査会(二次審査)

    (4)二次審査委員とNRI役員による最終審査(プレゼン審査)

    ※プレゼン審査以外の審査プロセスは、応募者の学校名・名前などの属性を秘匿したうえで、厳正に行っています。

  • 4.二次審査委員:

    7名

    審査委員長  桑津浩太郎(NRI研究理事)

    特別審査委員 池上彰氏(ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授)

          最相葉月氏(ノンフィクションライター)

    上記のほか  NRI社員4名

  • 5.最終審査(プレゼン審査)
    委員:

    9名  二次審査委員とNRI役員

  • 6.賞金:

    優秀作品には副賞として下記の賞金を授与

    【大学生の部】

    大賞50万円、優秀賞および特別審査委員賞25万円、奨励賞5万円

    【高校生の部】

    大賞30万円、優秀賞および特別審査委員賞15万円、奨励賞3万円

  • 7.結果発表:

    すべての賞を12月20日にNRI公式サイトで発表

    (奨励賞以外は、最終審査会にてプレゼンテーションを実施)

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お問い合わせ

ニュースリリースに関するお問い合わせ


株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 玉岡
TEL:03-5877-7100
E-mail: kouhou@nri.co.jp

コンテストに関するお問い合わせ


株式会社野村総合研究所 「NRI学生小論文コンテスト2019」事務局 松本、本田
TEL:03-5877-7555
E-mail: contest2019@nri.co.jp