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NRI トップ ソリューション・サービス NRI Solution AI AI-OCR(文字認識入力)

NRI Solution Ai ユースケース

AI-OCR(文字認識入力)

帳票を自動読取化し入力業務の効率化を実現

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近年AI技術は進化し、人の手書き文字を読取り、データ化するAI-OCR技術の精度は向上しています。

今回は生命保険会社様の保険金支払い業務にAI-OCRを導入したことで、事務作業を効率化したケースをご紹介します。

導入の背景

この生命保険会社様では保険加入者から保険金の支払請求を受け付ける際に、保険加入者から送付された入院や手術の証明書類内容をシステムへ手入力し、内容を確認する業務がありました。
システムに手入力する内容の誤りを防ぐために、入力担当者2名がそれぞれ、画面に表示されている同一の書類画像を参照しながら手入力によるデータ化を行い、2名の入力結果が一致することを確認していました。
手入力する証明書類の枚数は非常に多く、手入力の作業量は膨大なものになっていました。

この状況を踏まえ、NRIでは業務における手入力の負荷を軽減するために、AI-OCR技術を活用した業務改善をご提案しました。

導入の概要・ポイント

【AI-OCR製品選定】
読み取り精度、処理スピード、処理コストのバランスを考えて複数のAI-OCR製品から絞り込みを行いました。

【業務特性を踏まえた読み取り精度向上のための工夫】
選定したAI-OCR製品にただ帳票を読み取らせるのではなく、精度向上のために様々な工夫を行いました。
AI-OCR製品が持つ機能を活用した帳票の自動補正に加え、独自に年度毎に異なる帳票フォーマットの自動識別や、読み取った文字を業務ルールに合わせて変換するなどの工夫を重ね、業務で利用できる精度に高めました。

【業務設計、読み取りデータの利活用の検討】
AI-OCR製品は読み取る文字の綺麗さだけでなく、帳票自体の折り目やシワなどの保存状態が影響するため、必ずしも100%の読み取りが実現できるものでありません。
この特性を理解した上で人がどのようにフォローを行うのか、既存業務との整合性を意識したシステム設計、業務の組み立てをご提案しました。

【セキュリティ、対障害性の検討】
採用したAI-OCR製品がクラウド上でのサービスだったため、現行システムとクラウドを接続するうえで、必要なセキュリティの考慮や、耐障害性を意識した運用設計を行いました。

導入の効果

NRIによる読み取り精度向上の工夫により、難易度の高い手書きの傷病名の読み取りを含め、帳票全体のAI-OCR認識精度として94%(※)以上を達成しました。 AI-OCR導入に伴い、入力担当者が行っていた業務の一部をAI-OCR読み取りとする様に業務の流れを変更し、日に7,000件~10,000件を超える帳票についてAI-OCRによるデータ化を行うことで、業務効率の向上を実現しました。

  • 文字単位ではなく、帳票項目単位の認識精度。項目内の読み取り文字がすべて正しい場合を正解とし、1文字でも誤っていた場合不正解とする。

NRIのAI-OCR技術活用の今後の展望

近年、AIの技術進歩は目覚ましく、人が手書きした文字を読み取り、データ化した上で業務活用するAI-OCR技術が発達しており、様々なAI-OCR製品・サービスが登場しています。
それと同時に、多数あるAI-OCR製品のうち、読み取り精度やコストの面でどの製品が優れているかだけでなく、自社の業務にどのように適用したり、セキュリティの確保をどのように実現しながら既存のシステムに組み込めば良いのかといった、既存の業務やシステムへの具体的な適用方法まで相談をいただくことが増えています。

【ご支援の全体イメージ】

NRIでは「AI-OCR」という単語が登場した2017年以前からこの技術の業務適用の研究に取り組んでおり、利活用の知見を蓄積しています。
お客様のビジネス、業務に真に活きるAI技術の活用を今後も追求してまいります。

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お問い合わせ

DX基盤事業本部 AIソリューション推進部
E-mail:solutionai@nri.co.jp